3月31日付での引退を発表していた浦和の内田利雄騎手(63=藤原)が17日、浦和競馬場で引退記者会見を行った。

21日の浦和競馬が最後の騎乗となり、同日の最終レース終了後には浦和競馬場のウイナーズサークルで引退セレモニーを行う予定。また引退後は地方競馬全国協会参与(マイスター職)となり、栃木県の地方競馬教養センターで騎手候補生の育成指導に当たることが発表された。

内田騎手は「(引退は)数年前から考えていた。最近は展開もどんどん変わってきて、新聞を見てもひらめきがない。そろそろ潮時かなと思っていたところにオファーがあり、去年の12月に決めました」と話した。会見後の写真撮影ではガッツポーズ。「悔いはないです。やりきったという、それだけですね。あと4日間で何個勝てるかな」と笑顔で会場を後にした。

この日は5Rを5番人気モーニングタンポポ、メインの11Rを6番人気ミラクルランバックで勝ち、1日2勝を挙げた。「やめるのやめようかな」と笑っていたが、78年10月のデビューから46年が過ぎて「桃、胴白星散らし」の勝負服も今週いっぱいで見納め。これまで多くのファンを“百万ドルの流し目”で魅了してきた“ミスターピンク”は4月からのセカンドライフが決まり、むちを置く。

同騎手は78年10月7日に宇都宮でデビュー。宇都宮の廃止後は各地の地方競馬だけでなく海外のマカオ、韓国も渡り歩き、12年4月に浦和に移籍した。地方通算2万6007戦3613勝、中央通算47戦3勝、海外通算880戦158勝(17日現在)。重賞はブライアンズロマンで制した98年さくらんぼ記念(G3)、ベラミロードで制した00年東京盃(G2)など地方80勝、カッツミーで制した02年ラジオたんぱ賞(G3)の中央1勝、シュプリームヒーローで制した08年マカオホンコンT(マカオG1)など海外3勝を挙げている。

【牛山基康】