現場記者が旬の注目人馬を取り上げる「夏のイチオシ」。今週は下村琴葉(ことは)記者が、19日から8月18日まで短期免許で騎乗するレイチェル・キング騎手(34)に注目した。年始の短期免許期間にはコスタノヴァでフェブラリーSを制覇。函館には初参戦となるが、函館2歳S(G3、芝1200メートル、20日)はエイシンディード(牡、大久保)とのコンビで早速の重賞制覇を狙う。
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夏の函館に“キング姐さん”がやってきた! 木曜朝は曇天のもと、ウッドコースで1頭の調教にまたがった。函館コースの印象については「小回りはオーストラリアにもよくありますし、札幌は乗ったことがあります。競馬までに馬場を歩いたりして確認します」と伝える。
日曜メインの函館2歳Sでは、門別からの転厩初戦となるエイシンディードに騎乗する。オーストラリアでは昨年に2歳G3のブリーダーズプレートを勝利。経験の浅い2歳馬を巧みにエスコートする秘訣(ひけつ)は何だろうか。
「精神的な安定感が2歳馬にとっては大事ですね。レース前にリラックスして、レースではちゃんとスイッチオンができる、そういうメンタルの部分が大事になってくるんじゃないかなと思います」
2月のフェブラリーSはテン乗りのコスタノヴァで勝利した。“はじめまして”の馬ともうまくコミュニケーションを取り、手の内に入れる彼女の技術は今回も必ず生かされるはずだ。
来週以降は新潟、札幌で騎乗予定。レースもオフも楽しむつもりだ。「日本のファンに会うのもすごく楽しみにしています。オフの自由な時間を使って、いろんな場所にちょっと訪問して、冒険したいと思っています」。爽やかな笑顔に、同性の私もキュンときた。キング姐さんに信頼を寄せる夏になりそうだ。【下村琴葉】
◆レイチェル・キング(Rachel・King)1990年7月31日、英国生まれ。06年に英国騎手免許を取得。14年にオーストラリアへ渡り、18年スプリングチャンピオンSでG1初制覇。22年にはシドニーCを女性騎手として初めて勝利。今年2月にはコスタノヴァでフェブラリーSを制し、女性騎手として初めてJRA平地G1を制した。154センチ、51キロ。

