凱旋門賞の舞台であるパリロンシャン競馬場のコースについて、シャンティイに厩舎を構える清水裕夫調教師(43)に馬場&コースの特徴を聞いた。同競馬場は馬場がタフで、時計がかかるイメージ。ただ、フォルスストレートでは馬場改修工事を行っており、水はけの改善が期待されているが、実際は異なるという。

「パリロンシャンは芝丈が短いですので、(日本馬向きの)上がりも時計も速くなる競馬場です。雨が降らなければ馬場は硬いです。ただ、雨が降れば軟らかくなります。こちらのやや重が、日本の洋芝の不良馬場に近いです。水はけについては、工事期間が短かったこともあり、大きく変わっていない印象です」

激しいアップダウンもポイント。スタートから緩やかに上り、3、4コーナーにかけて下っていく。勾配は京都競馬場の3倍余り。コース攻略も日本馬の悲願達成への鍵になる。

「特に下り坂が鍵になります。得意、不得意が分かれますし、そこの対応は重要です。また、昨年の凱旋門賞を見ても分かりますが、内から3頭目より外を通った馬は上位にきていない、内枠が有利なレースです。枠は重要だと思います」

パリの天気は2日(木)の午後から下り坂で、翌3日、4日とまとまった雨が降る予報。日本馬にとって満足な馬場にはならないかもしれない。それでも内枠を引き、下り坂を攻略できれば、勝機は見えてくるはずだ。【藤本真育】

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