斉藤崇厩舎は昨年、クロワデュノールでダービー制覇。今春も桜花賞にアランカール、皐月賞にサウンドムーブ、バステールを送り出し、クラシックを盛り上げている。
コンサートホールの24(牡、父キタサンブラック、馬名予定エルドボルグ)はサンデーサラブレッドクラブの募集価格が1億円の期待馬。斉藤崇師は「少しきゃしゃに映る部分はあるが、とにかくバランスが良く、骨格も雰囲気もいい。(同じ父の)クロワデュノールもこの時期からすごく良かった馬で、それに続けるぐらいのいい馬だと思う」と潜在能力を評価する。
23年プロキオンSや東京盃を制したドンフランキー、G3・2勝のヤマニンウルスなど、大型のダート馬の活躍も光る同厩舎。コーズダヴィンチ(牡、父マインドユアビスケッツ、母プリモダヴィンチ)は「体がすごく大きい。体がしっかりしているし、順調に乗り込んでいます。ダートで面白そう」と魅力がある。
ドリームライターの24(牡、父キタサンブラック)は「結構背が高くて、骨格がしっかりしている感じです。随分としっかりした馬だなという感じがしました。良さそうですよ」。
ゴドルフィンのサマーエモーションの24(牡、父キズナ)は「500キロぐらいあって、体のバランスがすごくいい。しなやかでいい動きをするので、楽しみです。キズナっぽさなのか、少し気の悪そうな部分を出してくる面があったので、その辺だけをちょっと気にしてやろうかなと思っています。近々、岡山の方に移動すると聞いています。順調ですね」。
プラチナブロンドの24(牡、父アルアイン)はセレクトセールで5200万円(税抜き)。「体はしっかりしていて、体つきはすごくいいです。少しトモが緩そうな部分に、そのシルエットの面も含めて、うちで重賞5着にきた(同じ父の)フォーゲルのような印象があります。あの馬をひと回り小さくしたような感じです。成長を見ながらですけど、良くなってきそうな印象はあります」。
アディグティドの24(牡、父インディチャンプ、馬名予定クレイヴィング)はクルーガーの半弟。「まだ幼さが目立つ感じで、体つきの大きさ的にも、もう一つ成長してほしい印象を受けました。夏になって、どれくらい変わってくるかなという感じですね」。
阪神JF覇者を母に持つローブティサージュの24(牡、父オルフェーヴル、馬名予定ティスールドール)は「465キロという話でしたから、オルフェーヴル×ローブティサージュと考えると、それなりに体はあるかなと思います。ちょっと時間をかけながらやっていった方がいいのかなという気はしましたが、お母さんがチャカチャカした面がある馬で、お父さんのことを考えて、北海道でどうです? と聞いたら、今のところは大丈夫だと言われました。進み出したらポンポンと進みそうな気はしますが、そのあたりは慎重にいこうかなと思っています」。
アンフレシェの24(牡、父カラヴァッジオ、馬名予定トレドロワ)はブルーミングレーシングの所有馬。「「先日、見せてもらいましたが、去年の11月あたりに見た時より、体が随分と良くなったなという気がしました。500キロぐらいありました。緩さが目立つなという印象は、この前見た時にも受けましたが、その中で少しずつはしっかりしてきているなと思います。そう背は高くなくて、ゴリッとした500キロという感じです。これから体力がついてきて、しっかりしてくればと思います」
モヒニの24(牡、父マインドユアビスケッツ、馬名予定ダルマパワー)は萩Sを勝ったコントレイル産駒バドリナートの半弟。「(1ハロン)14ぐらいのところは乗っているので、遅くはならないかなと思います。もうちょっと体に張りが欲しいなという感じはします。あと1か月ぐらいでどこまで変わってくれるかですね」。
エルノルテの24(牡、父リオンディーズ、馬名予定エルドリック)はイミグラントソングの半弟。「小さくて、華奢な印象。もっと成長して欲しいですね。気持ちの部分でも少し細かいところがあるみたいなので、ゆっくりやっていこうかなと思います」。
ブルーストライプの24(牡、父フライトライン)は母がアルゼンチン生まれの名牝。父は近年のダート最強馬で、注目の新種牡馬。「小ぶりで早くからじゃなく、ゆっくりやっていきます。フライトラインの初年度産駒なので、楽しみにしています。前に見た時は前(脚)が硬めだったので、ダートという印象がありましたが、そのあたり(の見極め)はやりながらになりますね」
アドマイヤリードの24(牡、父レイデオロ、馬名予定ストラテジスト)は「少しずつしっかりしてきていますが、まだ幼さが目立つので乗り込みが必要かな、と。調教の進度的にも早いというより、夏ぐらいにどこまでというところだと思います」。
ジェンティルドンナの24(牝、父エピファネイア、馬名予定アステリアドンナ)は、22年エリザベス女王杯Vのジェラルディーナの半妹。「いい馬ですね。馬っぷりが良くなってきている。(同じ父で)去年なら牝馬でアランカールがいいなと思っていたが、それに近い印象があります」。
エオリアの24(牝、父キタサンブラック)はゴドルフィン所有馬。「結構、馬格があって、いい馬に見えました。これは良くなってくるタイプの馬だなと感じました。結構、調教も進んでいるので、そんなに遅くならないうちに運べそうかなという気はしています。良さそうな感じの馬だなと思っています」
芦毛のクロノジェネシスの24(牝、父サートゥルナーリア、馬名予定ノイエルング)の半兄は共同通信杯2着のベレシート。「ベレシートに比べると、ひと回り小さい感じはあるが、雰囲気はいいし、もっと進めればググッと良くなりそう。雰囲気はお母さんに似た部分も持っている」。両親は20年の宝塚記念で1、2番人気を背負った元ライバル。ロマンある一頭だ。
ヴァシリカの24(牝、父サートゥルナーリア)は「今は460キロぐらい。時計は進んでいますが、進めている割にもう一つ、体つきが良くなってほしいなという感じがしています。そんなに遅くはならないでしょうけど、その部分が成長してくれれば」。
シンハライトの24(牝、父サートゥルナーリア)はアランカールの半妹。「「体つきはアランカールと同じぐらいです。進み具合的にアランカールと比較して、ちょっとゆっくりなのかなと感じます。全体的に、特にトモあたりがもう少ししっかりしてきたらいいなと思いました。ただ、お姉ちゃんやお母さんを考えると、これからどんどん変わってくると思いますし、その辺を見ながら、馬に合わせて進めていければいいなと考えています」。
ハイヒールの24(牝、父サートゥルナーリア)は「ちょっとずつ、しっかりしてきていますが、まだ緩いなという感じが目立っていて、もうちょっと成長してほしいと思っています」。
ヴィラの24(牝、父ロードカナロア)は半兄がルークズネスト。「ちょっとずつ、背は伸びてきてはいますけど、少し線が細い印象があって、もうちょっと全体的にボリューム感が欲しいですね。焦らずにゆっくりやっていった方がいいタイプかなという気がしています」。
メアグローリア(牝、父サリオス)は半兄がラウダシオン。「この兄弟にしては、しっかりまとまった感じで出てきたなと思うし、楽しみですよ。アンティフォナの子の弱点みたいなところが、この馬にはなさそうな気がしています。皆、馬体面で何かしらありましたが、そういうところがないですし、このきょうだいがこれだけ早くこちらへ運べるのもラウダシオン以来。そういう面も含めて、ちょっと楽しみだと思います」
シスキンブルーム(牝、父シスキン、母ボンジュールココロ)は「しがらきに運んでいます。完成度は高く、成長も早そうだなということで先に運ばせてもらいました。近々入れて、ゲートをやって、早い時期にデビューを狙っていこうかなと思っている馬です。結構、バランスがいいし、スピードがありそうです」。
ラーゴブルーの24(牝、父ホットロッドチャーリー)は「全体的にシルエットがボヤッとしている感じがあって、もうちょっと体を使えてからと思います。調教自体は進められているので、その辺がしっかりしてからになりますね」。
プリンセスバローズ(牝、父ミッキーアイル、母ダイアナバローズ)はウィリアムバローズの全妹。「バランスはいいですけど、牝馬っぽくて体つきが小さい感じがあります。全体のバランスはいいので、その辺がもう少し成長してくれればですが、現状でもいい馬だなと思います」。
ゴーイングトゥベガスの24(牝、父フランケル、馬名予定ジュティスクイーン)は母が米国のG1馬。「そんなに大きくなりすぎなかったですね。2年前の世代で、うちにエンスエーニョというフランケルがいましたが、大きくなりすぎて、少しドカドカするところがありました。こちらはそんな感じもなくて、それほど大きくないし、バランスもいいので、こういう方がもしかしたらいいのかもしれないなという気はしています。ヨーロッパの血統っぽい緩さというか、動き方で、早い時期からという雰囲気ではないですけど、悪い馬じゃないのでポンポンと進むかもしれません。夏ぐらいをメドにというところでしょうか」。【原田竣矢】
※取材は3月28日




