3歳G1馬か、遅咲きの4歳素質馬か。伝統のG2戦スワンS(芝1400メートル、13日=京都、1着馬にマイルCS優先出走権)の追い切りが9日、東西トレセンで行われた。恒例の「追い斬り激論」は好対照の2頭をピックアップ。大阪本紙の太田尚樹記者が昨年の朝日杯FS勝ち馬アドマイヤズーム(牡3、友道)を推し、新鋭の原田竣矢記者は晩成の大器ワールズエンド(牡4、池添)をプッシュした。

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原田 太田さん、なんか元気ないですね。

太田 13日で万博が終わってしまうんや。通期パスで14回も通ったからなあ。

原田 その日は万博閉幕よりスワンSに注目です。

太田 そんなに?

原田 晩成の大器ワールズエンドが、いよいよ重賞に再挑戦するんですよ!

太田 えらい鼻息やな…。ほな、万博閉幕より注目の理由を教えてもらおか。

原田 母に重賞勝ち馬リラヴァティ、おばにオークス馬シンハライトがいて、デビュー2戦目にアーリントンCへ挑んで0秒1差の4着と好走した逸材です。無理せずじっくり育てられて、待望のオープン入りを果たしました。3馬身半差で逃げ切った前走の勝ち時計1分19秒1はレコードと0秒1差。新潟改修後の01年以降で歴代2位、最近20年では最速です! 昇級戦ですが池添師も「クラスが上がった方が競馬はしやすいと思う」とみています。

太田 肝心の調教は?

原田 単走で坂路4ハロン52秒7-11秒8。以前の追い切りでは少しフワッとしていたのが、力強い走りに変わってきました。池添師いわく「休み休みの中で使いながら成長しているし、やっとここまできたなという感じ」。4歳秋の今が充実期です。

太田 でも、G1馬アドマイヤズームの壁は高いで。坂路で4ハロン54秒1-11秒8。迫力満点の伸びやった。四肢の回転が速い上にパワフル。蹴り上げるウッドチップがジェット噴射みたいに見えたわ。友道師は「先週に(同51秒4-12秒2で)やって良くなった。体重は変わりないけど、体も乗った感じもしっかりしてきている」と成長も実感しとった。

原田 友道厩舎といえば1週前追い切りはCウッドが多いですよね?

太田 なかなか鋭い指摘やな。でも、それにはちゃんと意味がある。友道師は「前進気勢が旺盛になっていて、Cウッドだと行きたがるところがあるので」と説明してくれた。1400メートルを走るにあたってはむしろ好材料なんやないかな。

原田 万博は閉幕しますけど、来週末からは秋G1が本格的に開幕しますし、弾みをつけたいですね!

太田 優等生みたいな締めが鼻につくけど、そういうことにしとこか…。