ダート競馬の最高峰、米国のBCクラシックをフォーエバーヤング(牡4)で制した矢作芳人調教師(64)が9日、東京競馬場の最終レース終了後、「BSイレブン競馬中継 SUNDAY」第2部に電話出演した。

メインMCの東幹久(55)が活躍した競馬関係者に電話をかける人気コーナー、「もしもし! 突然ですが、東です!」に出演。日本調教馬によるBCクラシック制覇という快挙を振り返った。

映像とともにレースを振り返り、BCクラシックの展開面を東に問われると、「あんまりほめたくないんですけど、すごいですね。今回は…、はい、うまく乗ったと思います」と坂井瑠星騎手の騎乗を絶賛。「(レース前の指示は)馬を信じて乗って来いよ、と。これだけ調子いいんだから、と。フィアースネスが2番手という想定だったんだけど、(ペースメーカーが遅く)臨機応変に…、そこらへんの(坂井騎手の)判断も素晴らしかった。メンタルが強いです。僕はあがり症ですけど、弟子の方がメンタル強いです」と苦笑いしながら弟子の強心臓ぶりをたたえた。

ゴールの瞬間、喜び合うシーンが映されると、「(帽子が取れるくらい喜んで)みんなにそこをいじられてます。もうそんなことはどうでもいい気分でしたね。(失敗が成功につながるのか?)『最後までやり切れば、失敗は失敗でなくなる』ので、いつもその気持ちで…。最後に勝てば、そこまでは帳消しになるので。(海外で勝つのは)気持ちいいですね。本当にそれが大好きなので。米国人は正直、なんか面白くなさそうでした」と快挙を振り返った。

フォーエバーヤングの今後については、あらためて次走でサウジC連覇に挑むことを明言。芝のレースについても語った。「究極に仕上げたので、サウジCに直行したいと思っています。(芝のレース挑戦は)本当はそうなんですけど、なかなかここまでの馬になってしまうと、難しいところもあって…」。

この日の福島2Rで中央、地方、海外の合計で通算1000勝を達成。東からは今後の目標について問われ、「奈穂で1000達成できたというとこで、より一層うれしいですね。(次の大きな目標は)もう、もう、あんまり欲張っちゃいけないんですけど、ケンタッキーダービーか、凱旋門賞か、どちらか1つ、引退するまでに取れたらいいなと思っています。本当に今回の勝利はなんというかな、日本競馬のファンのみなさんも含めた日本競馬のすべてが結集して勝てた。それを継続して、日本競馬全体を応援していただけたらなと思います」と語り、競馬ファンへの感謝も伝えた。

東は「もしもし」を終えた後、「(電話の時間が)足りないですね。1時間くらいできちゃいますねえ」ともっともっと話したそうな表情で、快挙をたたえていた。