先週行われた京都ジャンプSでローディアマントに騎乗し、重賞初勝利を果たした伴啓太騎手(32)。デビュー13年目でつかんだタイトルに、美浦トレセン内では多くの関係者から祝福の声をかけられていました。

そんな伴騎手、毎日の筋トレを欠かしません。「そんなにやるもんじゃないと思っているけど、好きでやってます」と日課に励む理由を明かしてくれました。今年の3月ごろからは、重りをつけたウエートトレーニングにも取り組み始めました。それまでは懸垂などの自重トレーニングが中心でしたが、「障害レースは斤量が重いですし、ケガしない体作りもね。熊沢さん(元騎手)とかすごい体だったけど、落ちてもケガしてなかったから、そういう頑丈な体を作ろうと思って」と話します。ベンチプレスのMAXは90キロ。体重の1・5倍を挙げれば上級者レベルとされる筋トレの種目において、体重が50キロ台の騎手にとっては相当の数字です。それでも「理想の体つきにはまだ30%くらいだな」とまだまだ体を追い込んでいくそうです。

筋肉の発達ぶりは著しいです。重賞勝利時に注目を集めていた光景があります。それは口取り写真の際に着ていたシルクレーシングの勝負服。赤い丸の部分が、楕円(だえん)形になっている点です。原因はベンチプレスで鍛え上げた「大胸筋」です。あまりにも発達している上、勝負服の模様が変形していました。その点は自身も悩んでいるようで「生地によっては勝負服がかなりキツいときがある」と話していました。それでも筋トレを辞めることはなさそうです。

実はこの筋肉のすごさをいち早くSNSにアップしていた人がいます。松岡正海騎手です。伴騎手について「あの筋肉すごすぎるよね。どんどん重いもの持ってさ、一緒にやっているとこっちの気持ちがめいるレベルだよ(笑い)」と松岡騎手は気持ちを明かしてくれました。記者もインスタグラムのストーリーでその筋肉を見ましたが…。言葉を失うレベルですごい。なおかつ美しい筋肉をしています。記者自身レスリングをやっていたので、いろんな選手の筋肉を見てきましたが、思わず驚きました。

今回の重賞初制覇にももちろんこのマッチョな体が役立ったはず。馬を御すその豪腕に今後も目が離せません。

取材後「腕を見せてマッスルポーズの写真をお願いします」と頼んだところ、「あんまり目立ちたくないんですよ(笑い)。筋トレキャラにはしないでくださいよ」と念押し。続けて「恥ずかしいからゴーグルは着けっぱなしにさせてもらうね」とも。腕を見せることはなかったですが、力こぶを作ってくれました。もし、伴騎手のマッスル具合を見たい方は、是非競馬場へ足を運んでみてください。【深田雄智】