英国のレーシングポスト電子版は26日、週末の金曜(28日)土曜(29日)に競馬開催が行われるサンダウン競馬場がアナグマによる被害に遭っていることを伝えた。
記事は「金曜日に開幕する2日間の開催を控え、サンダウン競馬場のコースおよびパドックでアナグマによる被害が確認されました」と紹介。コース管理責任者のアンドリュー・クーパー氏は「サンダウンでアナグマによる被害が出るのは初めてのことではない」としつつも、「問題が拡大していることを認めました」と伝えている。
サンダウン競馬場は英国を代表する競馬場の一つで、G1エクリプスSを行うコースとして知られ、今週土曜の開催では重賞競走も組まれている。英国ではアナグマが土の中のエサを食べるために芝を掘り起こし、コースが危険な状態になって開催が中止に追い込まれたことが過去にある。
クーパー氏は「現時点でレース開催に支障をきたすような懸念はない」とコメントし、「前例がないわけではありません。彼ら(アナグマ)はエサを探しているのです。散水された芝生のエリアは彼らにとって格好の標的となります。夏に雨が多かった年は、まったく被害が見られないこともありますが、今回はコースの数か所やパドックで活動の跡が見られました。彼らはツメを使って掘り返すため、一度活動を始めると特定の場所にかなりの被害をもたらすことがあります」とアナグマによる被害を説明している。
記事は「92年にできたアナグマ保護法により、競馬場が対処する選択肢は限られており、侵入経路を遮断して立ち入りを防ぐことしかできません」と、対策の困難さを紹介。
クーパー氏は「ここ4年ほど、断続的に彼らの姿が見られています。これも長く続いた暑く乾燥した時期がもたらした結果の一つであり、ただでさえ困難な夏に加わった、新たな小さな課題と言えます」と熱波に襲われた今夏の英国の気候とアナグマによる被害の関連性を伝えている。

