6日、阪神のセントウルSには香港馬ファストネットワークが出走します。“日本遠征を決めた理由”として、「地元には最強馬カーインライジングがいる」ことを陣営は明言していますが…。香港のスプリント路線で現在「ナンバー3」の実力馬はセントウルS、そして、スプリンターズSでどんな走りを見せてくれるのか。

調教師の名前はJRAの発表だと、カタカナ表記で「チョーホン・イプ」、アルファベット表記で「Chor Hong ”Dennis” Yip」です。香港や海外の呼び方だと、「デニス・イプ」が一般的です。

イプ師は香港ジョッキークラブで騎手として59勝を挙げた後、ベンチ-・ブライアン・カン調教師(香港リーディング5回)のもとでアシスタントトレーナーとなり、カン師の厩舎を引き継ぐ形で02~03年シーズンに開業。これまでに899勝を挙げ、近年だと、2024年の香港ダービーをマッシヴソヴリンで制していて、今回のセントウルSが管理馬の日本初出走…。なのですが…、香港ジョッキークラブの公式ニュースで、イプ師は助手時代に日本のG1に挑戦したことが紹介されています。

イプ師が来日したのは02年。その年の安田記念にはカン厩舎のレッドペッパー(12着)という馬が出走しています。当時の日刊スポーツの紙面を見ると、「ホン攻め馬手」という表記で出てきて、コメントしているのがイプ師なのでしょう。レッドペッパーの写真を見ると、騎乗している人がなんとなく、イプ師に似ています。

イプ師はジョッキークラブの公式ニュースの中で「あのときは多くのことを学びました。ボス(カン師)と一緒に素晴らしい経験ができました」と当時を振り返っています。24年ぶりに日本のレースに、今度は調教師として挑戦。ファストネットワークの熱い走りを期待したいですね。【競馬デスク@築地】