日本から参戦したフォーエバーヤング(牡5、矢作)が断然人気に応え、日本調教馬初の海外G1・4勝目を挙げた。連覇がかかる大目標のBCクラシック(G1、ダート2000メートル、10月31日=キーンランド)へ向け、好発進を決めた。

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日本では慣れない4頭立てのG1。スタート直後に接触はあったものの、日本の年度代表馬と坂井騎手は慌てずに2番手を進んだ。早めにうながし、3角で逃げるフィリアスフォッグに並びかけると、一気に抜け出して勝負を決めた。4頭立て最低人気だった2着スターズアンドストライプスに3馬身4分の1差の快勝。鞍上は「なんとなく負けられない雰囲気でしたので、まずは無事に勝つことができてほっとしています。久々に緊張しました」と振り返ったが、新装ベルモントパーク競馬場のオープン初日、メインを制した人馬を現地のファンは拍手と歓声で迎えた。

ドバイワールドC3着以来の始動戦。強敵候補のソヴリンティが回避し、日本国内では1・1倍、現地でも1・48倍という圧倒的な1番人気だった。矢作師は「結果には満足していますが、今日のパフォーマンスではBCは勝てない」と気を引き締め、「一度少しゆっくりさせて、6週間あるのでもっと中身をともなわせたいなと思っています」と本番を見据えた。

日本競馬にとって遠い舞台だった東海岸で、米国の歴史的名馬たちが制してきた伝統のG1を制覇。「もう米国ではアウェー感がなく、(一昨年の)ケンタッキーダービーや最初のBCを考えると、本当に立場が変わったというか、みんなの馬になったなと感じます」と坂井騎手。世界中の期待を背負い、フォーエバーヤングが大一番に向かう。