さあ、今夜はフランスの凱旋門賞(G1、芝2400メートル、4日=パリロンシャン)だ。日本馬が参戦し、JRAが海外馬券発売。日刊スポーツ極ウマの記者も的中に燃えている。ぜひ、参考に…。

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スポーツが盛り上がる大きな要素の1つに「アウェー」があると思う。オリンピックやサッカーのワールドカップは大半が、野球のWBCは決勝トーナメントから海外で開催される。時差で眠い目をこすりながら、猛者に立ち向かう日本代表を応援する。今でこそ海外で活躍する選手は多いが、敵に囲まれたアウェーの地で奮闘するからこそ、こちらもぐっと力が入る。それがそのスポーツ発祥、本場の地、相手であればいっそう価値は高まる。

日本競馬界で言えば凱旋門賞はその最たるアイコンに違いない。芝の本場欧州で地元の強豪に立ち向かう。挑戦の歴史や欧州調教馬以外が勝ったことがないことも意欲をかき立てる。今年はメイショウタバルとアドマイヤテラの2頭が日本調教馬として参戦。他競技と違いチームではないが、いち日本人として2頭の日本代表を心から応援したい。

ただ、馬券予想はシビアに。本命は地元フランスの3歳牡馬◎ヴァランディールだ。昨年制覇の☆ダリズやジャパンC制覇のカランダガンを育んだF・グラファール師の管理馬で、馬主も2頭と同じ。G1勝ちこそないが2走前のパリ大賞では勝ち馬▲モルティーズクロスに0秒1差の4着。上位4頭が固まってゴールしたことから、差は皆無に等しい。

今年は天気がよく、例年より時計の出やすい馬場状態だという。ヴァランディールは前走ニエル賞を2分25秒7で勝利。07年ソルジャーオブフォーチュンが持つレコード2分25秒6に0秒1差の好時計だった。同日のヴェルメイユ賞を2分25秒4で逃げ切った○フレンドリーソウルが今回もよどみなく逃げそう。ニエル賞は大きく逃げた馬をヴァランディールが冷静に追いかけ、鋭い末脚で捉えきった。凱旋門賞もレース展開が似そうで、ヴァランディールに向きそうだ。

過去の成績から「3歳馬」「内枠」が有利。前者は斤量、後者は凱旋門賞当日だけ直線入り口から仮柵がなくなるオープンストレッチが採用されるのが理由だ。ヴァランディールは絶好の4番ゲート。狙わない手はない。日本競馬の悲願達成を、今年は地元フランスの◎ヴァランディールが打ち砕く。単勝(11)、馬連(11)から(10)(14)(1)(8)(9)(12)(15)。【桑原幹久】