さあ、新しく購入したドローン「ファントム4」の実戦飛行です。今回はJRAの許可を得て、東京競馬場の上空を撮影。これは競馬面の企画で、騎手目線で撮影したコース映像を元騎手の佐藤哲三氏が解説し、予想するという新たな試みです。


東京競馬場でドローン「ファントム4」を離陸
東京競馬場でドローン「ファントム4」を離陸

 10月27日(金)午前9時。この日レースはなく、東京競馬場は静まり返っていました。ジャパンカップ(G1芝2400メートル)のスタート地点から機体を離陸させ、高度を約2・5メートルに保ち、内ラチから約3メートルを飛行させます。


コース内を歩くことができず、内ラチの内側を歩きます。この障害物はきつかった…
コース内を歩くことができず、内ラチの内側を歩きます。この障害物はきつかった…

 私はコース内を歩くことができず、コントローラーを手に、内ラチの内側を歩いて操作しなければなりません。機体を後ろから見られないため、直進が難しく、思った以上に左右にぶれてしまいます。


バッテリーを交換し、コースに戻る機体
バッテリーを交換し、コースに戻る機体

 それでも2コーナーを回った頃から慣れ始め、向こう正面の直線から3コーナーになると、カーブもある程度スムーズに回れるようになりました。途中、バッテリー交換のため、何度か機体を降ろしたのですが、最後は5本用意したバッテリー全てがなくなりそうになり、速足でゴール。走破タイムは約1時間でした。


上空約30メートルからの映像
上空約30メートルからの映像

 天気は快晴でしたが、ゴールすると靴の中はぐちょぐちょにぬれていました。朝の芝は思った以上に湿っているようです。緑色の芝は、上空から撮影すると光り輝き、想像以上に美しいものでした。今度は有馬記念の予想で、中山競馬場も撮影する予定です。お楽しみに。【写真部・鹿野芳博】


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