荷物を積むスペースの余裕がある車やオートバイに比べて、最低限のパーツで出来上がっているE-Bike(自転車)は荷物をどこに積むか?大いに悩む。とにかく無駄なく、軽量で、体の動きの妨げにならないことをポイントに選んだバッグほかをご紹介します。これからE-Bikeツーリングを考えている人の参考になったらうれしいです。


今回はペダル旅で使ってるバッグほかを紹介します
今回はペダル旅で使ってるバッグほかを紹介します

■サドルバッグ


ロードバイクで装着している人を時々見かけるのが、サドルの下に取り付ける「サドルバッグ」。サドル下とシートポストの2カ所にバンド等で固定されている。バッグひとつだけで出かけるとしたら、僕は間違いなくサドルバッグを付けて行く。ハンドル操作やペダリングへの影響も少なく、荷物も出し入れしやすい。E-Bike全体の見た目をすっきりまとめられるのも魅力。人気のあるバッグなので種類も豊富でサイズの選択肢も多い。僕も2サイズ持っていて走る距離や荷物の量によって使い分けている。携帯工具やタオル、ウインドブレーカー、ワイヤロックなどを収納している。


見た目的にもスッキリ収まるサドルバッグ
見た目的にもスッキリ収まるサドルバッグ

ワンタッチで取り外しができるタイプを使用
ワンタッチで取り外しができるタイプを使用

■フレームバッグ


サドルバッグの次に使い始めたのがフレーム部分に固定装着する「フレームバッグ」。これもまた人気のあるバッグで、いろんな形とサイズがある。ただ、E-Bikeはダウンチューブに大きなバッテリーが付いているので使えるスペースが少ない。特に僕のヤマハYPJ-ERはバッテリーが大型なので、使えるフレームバッグが限られていた。そんな中でとてもいいバッグを見つけた。それがパズルのように3つのバッグを組み合わせて使える、ドッペルギャンガーの「パズルフレームバッグ」。持って行く荷物の量によって自由にレイアウト、さらにバッグ数を減らしたり増やしたりできるのも利点。試行錯誤の結果、画像のようなスタイルになった。ただ大きいサイズの荷物や横幅の広いものを入れると足に当たるので注意が必要。ちなみに僕は自撮り棒、食料、エアポンプ、携帯工具、ドリンクなど収納している。


3つのバッグを組み合わせてデッドスペースを埋める
3つのバッグを組み合わせてデッドスペースを埋める

近場を走るときは1つだけ使用する
近場を走るときは1つだけ使用する

■バッグ型スマホホルダー


スマホを収納する小型ケースで、ハンドルとステムにベルクロで固定している。すぐにスマホが確認できるし、ケースに入れたままタッチパネル操作できるので便利。また防水性の高い止水ファスナーを使っているので急な雨でも心配なし。財布やグローブ、メガネなどを入れるのにちょうどいいサイズ。見た目がスマートでないところがマイナス。


スマホを収納できるバッグ型の小型ケース
スマホを収納できるバッグ型の小型ケース

以前はハンドルにダイレクトに固定できるスマホホルダーを使っていた。アームを伸縮して固定するのでスマホの取り外しもスムーズ。見やすくて良かったのだが… ギャップを超えたり大きな衝撃を受けるとズレるのが難点。万が一、落下するのが怖いので今は使っていない。


アームにスマホを挟んで固定するホルダーも人気がある
アームにスマホを挟んで固定するホルダーも人気がある

■ボトルゲージ


フレームにボトルゲージを取り付け、ペットボトルのドリンクなどを走りながら飲めるようにしている。長距離を走るときには、さらにハンドルなどに簡単に取り付けられるドリンクホルダーを追加で装着している。水分補給は大切。そのうち自転車専用ボトルも購入する予定だ。


ボトルケージにドリンクがあると水分補給が楽になる
ボトルケージにドリンクがあると水分補給が楽になる

ハンドル周りにボトルケージを付けるとさらに便利
ハンドル周りにボトルケージを付けるとさらに便利

■サイクルミラー


走りながら後方を確認できるようドロップバーのエンドに小型の「サイクルミラー」を装着した。使用している人は少ないようだが、僕はオートバイに長年乗っているので、バックミラーがないとどうも安心できない。直径45ミリの小さなミラーだが広角視野が確保できる。これがあるだけで安心感が違う。また小型でオシャレなところも気に入っている。【藤原かんいち】


小型だが広角なのでしっかり確認できるサイクルミラー
小型だが広角なのでしっかり確認できるサイクルミラー