1年ぶりに行ってみた。レトロ自販機の聖地「中古タイヤ市場相模原店」

僕が住む相模原市でいま一番の熱い珍スポットが「中古タイヤ市場相模原店」のレトロ自動販売機コーナー。オーナーが趣味で集め始めた懐かしい自動販売機が、ズラッと100台近くも並んでいる。テレビ番組などでも取り上げられている人気スポットで、中年には懐かしい「うどん」や「ハンバーガー」、「ホットサンドイッチ」「瓶ジュース」などの自販機が目白押し。貴重な人気スポットなのだ。

: 1年ぶりにやって来ましたレトロ自動販売機の聖地「中古タイヤ市場相模原店」

2回目の今回は、妻を連れて行ってみることにした。1年振りだけど、新しい自販機などの変化はあるのか？　楽しみだ。E-Bike2台で向かう。昼は混みそうなので、午前10時に家を出たが、運よく先客の車は2台だけ。ほぼ貸し切り状態だ。まずは高校時代（40年以上前）の学食でお世話になったうどんの販売機に直行。思い出があるので僕はノスタルジーを感じるのだが、見たこと食べたこともない妻は、イマイチの様子。確かに昔からどこにでもある自販機ではないし、こういうのは男の方が好きだから、仕方がないかも。

: 前回食べられなかった自販機『天ぷらうどん』を食べました。寒い日に食べるうどんは最高！

思い出の自販機うどん。妻の第一声は「エビが入ってる♪」。そして食べた感想は「もっとインスタントっぽい味かと思ったけど、意外とちゃんとしてた」と冷静な感想が返って来た。なるほどね、思い出がないとそういう感想になるんだね～（笑）。食べ終えるとふたりでほかの自販機を見て回った。奥には屋根付きの自動販売機コーナーがあり、こちらも凄い数。中心は駄菓子で、ほかに『プラモデル』や『玩具』もある。古いところで『乾電池』や『写ルンです』、新しいところでは『餃子』などがあった。

駄菓子の中で見つけたのが、ピンク色の『さくらんぼ』。懐かいので「それぞれ気になる駄菓子を買って帰ろう♪」ということになった。買った内容は写真の通り。妻は子供の頃、親から駄菓子を食べることを禁止されていたので「どれを買えばいいのかわからない、悩む～」と笑っていた。

: 自動販売機を眺め歩くだけでも楽しい。まさに自販機のアミューズメントパークだーっ

妻は自販機の中で『トーストサンド』が気になるようだが、昨日自宅で作って食べたばかりなので却下となった。その後悩んだ末『お茶漬け』に決めた。1年前もあったか覚えていないが、ぜひ食べたいと思った。買い方はうどんと同じ。お金を入れると30秒ほどで、プラスチック容器に入ったお茶漬けが出てきた。見ると予想外に大きな焼き鮭の切れ端がご飯の上に載っていた。味は家で食べるインスタントお茶漬けとほとんど同じ味だが、自動販売機から出てくると特別な味に感じるから不思議だ。

: 自販機の『お茶漬け』には焼き鮭が入っていました。思っていたよりも本格的です

その後は、E-Bikeで近郊をサイクリング。相模原公園のカフェでホットコーヒーを飲んだり、道保川沿いを走ったり、最後は相模川までやってきた。家を出たときは雲が多く風が切るように冷たかったが、相模川に着くころには青空が広がり、太陽のあたたかさを感じるようになっていた。今日は長い距離ではないがアップダウンが多いルート、途中に上り坂がいくつかあったが、僕と同じペースで妻が走れたのは電動アシストがある、E-Bikeのお陰。僅か15キロながら、楽しいデイトリップとなった。