どーもです。光陰矢のごとし。23年も早くも2月となりました。1月は上旬から東京湾のタチウオが好調。その陰にちょっと隠れ気味でしたが、千葉・大原&太東沖にイワシの大軍が回遊しており、1月下旬には大原「力漁丸」さんで4キロ超、太東「重宝丸」さんでも3キロ級が上がっています。


※力漁丸で1月末に上がった大ビラメたち。左から4.5、4.3、4.2キロ


言うまでもなくこの時季のヒラメは“寒ビラメ”と呼ばれ、脂が乗りつつ、肉厚で美味 !

※昨年2月に記者が釣ったヒラメを見よう見まねでさばいてみた刺し身


力漁丸の中井聡船長も「今がチャンス ! 」と言っているので、ぜひ挑戦してみてくだい。


さて、本題です。ボクはまだ釣り歴2年の駆け出しです。釣り記者というにはおこがましのですが、初心者ならではの視点で釣りの楽しさを伝えられればと思っています。そんなボクが最近思うのが「釣った」と「釣れちゃった」の違いです。

この2つは似て非なるものですよね。他の人から見れば同じく「釣れた」ですが、その違いは本人が最もよく分かっていると思います。


例えば、日刊スポーツ釣り面で登場してもらっている中で、「釣った」の最高峰に位置するのが“大魔神”こと佐々木主浩さんです。

※昨年12月、八景「太田屋」さんで新春マダイ釣り企画の際、渋い状況で7匹ゲット。余裕の竿頭に!


どんな状況でも自分の中にある引き出しから正解を導き出し、釣果につなげています。ボク的には、この引き出しの多さが釣りの「うまい」「ヘタ」の一部でもあると感じています。過去の経験や知識から、「この状況だから、これを試してみよう」と試行錯誤して、自分が立てた作戦で釣る。おそらく、これが釣りの醍醐味(だいごみ)だと思います。


一方ボクは、まだ“たまたま釣れた”「釣れちゃった」が多い。まさに、事故みたいな偶発的が多いのです。もちろん、ボクなりに少ない引き出しを開けてはいるつもりだけど、正直狙って釣れたことは、決して多くはない。ボクの場合、圧倒的に経験が少ないので、まだ「アタリにしっかりアワセる」といった超初歩的なレベル。アワセ方も狙う魚によってさまざまで、釣り取材のたびに釣り方を確認している。


仕事柄仕方がないのだか、ボクの釣りは現状「広く浅く」で、まだ「深く」突っ込める釣りはできていない。せっかく大魔神のそばで釣りができるのだから、大魔神の釣りを盗んでいきたいと思っている。大魔神が松本秀夫アナによく言っているのが「道具を大切にしない人は絶対にうまくならない」だ。最低限、ここはクリアしていきたい(笑い)