どーもです。明日9日発売の本紙釣り特集面(関東版)は“磯のレジェンド”鵜澤政則氏にムチャなお願いをした金谷の沖磯「イタド」の磯釣り特集となります。

「同じポイントで上物と底物を狙うことはない」。そんな磯釣りの常識を失念し、クロダイ&メジナと、最近金谷で好調なイシダイの今後を占って欲しいというムチャぶり。鵜澤氏には「そもそもイシダイは2カ月早い!」と一喝される始末。鵜澤塾メンバーの宇畑好二氏、白石英一氏の協力も得て、無事達成していただき、本当にありがとうございました。


そして、3日に開始した2024第1回ニッカン釣りちゃんカップも少しですが、掲載しています。


今週の本題は、その釣りちゃんカップで感じたことです。まずは満席御礼となり、参加していただいた皆さま、ありがとうございました。また、ゲストとして参加いたただいた出光仁美さん&太田唯さん、お疲れさまでした。そして、快く船を出してくれた石井船長、仲乗りとして協力してくれた大下氏にも感謝です。


釣りちゃんカップは、「釣りをやってみたい」「釣りに行きたい」と思っている初心者の方に胸を張ってオススメしたいイベントです。その理由はずばり初心者が釣りを楽しめる環境だからです。


ほとんどの方は、乗合船での釣りデビューだと思います。「俺が教えてやる」と豪語する人もいると思いますが、かなりの確率で自分の釣りに夢中になり、初心者はほったらかし。仮にそれが釣りデビューで釣れなければ、「もういいや」となってしまうこともあるでしょう。その点釣りちゃんカップですが、これは正直意外だったのですが、船全体に妙な一体感があって、当日初めて会った初心者にも、たまたま隣に居合わせた方が、自分のサオを置いて教えているシーンを何度も目にしています。


また、今回はこんなシーンもありました。佐藤裕仁さんは、3回目の釣りちゃんカップ参加。過去2回は「タチウオ」「シーバス」で、ともにルアーの回だったようで、結果は2回ともボウズ。今回はアジでしたが早々にサバを掛けると、ゲストにもかかわらず「初サバです。楽しい~!」と心から楽しんでいるように見えました。


たまたま隣も初心者だったので、出光さんが先生役を担当。「えっ? 出光さんが先生?」というツッコミはなしで(笑い) 結果、本命のアジを釣り上げると、見ている記者の気分が上がるほど会心の笑みを浮かべ、「楽しい」を連呼していました。

記者は「魂乗った言葉に人は動かされる」と思っています。この日の佐藤さんの「楽しい」は、ここ最近ストレスを抱える記者にとっては、心が洗われる思いでした。


佐藤さんの隣は、船酔いしやすい体質にもかかわらず、何度も参加してくれている伊作将希さんでした。記者も何度か会っていますが、釣りをしている姿がほぼ記憶にないくらい、毎回早々に船酔いでダウンしてます。この日も早々に「まずいかも…」と追いアネロンを服用。そんな中で出光さんと仲乗りさんのアドバイスを受け、無事本命をゲット。

その直後に船酔いでダウンとはなったが、下船すると「楽しかったです。釣れると楽しいですね」と満面の笑みを浮かべていました。


釣りには、人を笑顔にする不思議な魅力があると改めて感じました。もちろん、釣れるに越したことはないでしょう。でも、記者のシマアジのように、「釣れなかったからまた挑戦する」ということもあると思います。釣り担当は今月いっぱいですが、プライベートで続けていくことになりそうです。お世話になった日刊スポーツ共栄会の船宿に乗船すると思うので、見かけたら気軽に声をかけてください。