アメリカのオーガニック・ナチュラル系食品の大手スーパーとして知られるホールフーズ・マーケットが、毎年恒例となっている食のトレンド予想を発表しました。自然派食品界をリードするホールフーズは、毎年秋に翌年の食品トレンドを予想しており、健康意識の高い顧客だけでなく、業界としての今後のトレンドを占う上でも重要視されています。

2025年はどんなトレンドが生まれるのか、ホールフーズが考える「トップ10」予想の後半をお届けします。1回目のお菓子やスナックに続き、2回目はサステナブルなどより環境に配慮した食品にも注目です。

■コンポスト(堆肥)可能なパッケージ

食品そのものというよりも、食品業界全体としてコンポスト(堆肥)が可能なパッケージがトレンドになると予想しています。

堆肥可能な食品パッケージでサステイナブルな社会を目指す動きも-
堆肥可能な食品パッケージでサステイナブルな社会を目指す動きも-

増え続けるゴミ問題を考える上でも、生ごみと一緒に堆肥化できる容器やパッケージを採用するブランドが今後増えていくと見ているようです。家庭用のゴミ箱で生ごみと一緒に堆肥化することで、よりサステナブルな社会を目指す動きは活発化しており、商業的に堆肥可能な農作物に貼るステッカーの開発なども進められています。

■植物ベースの海藻に注目

モデルのヘイリー・ビーバーらハリウッドセレブたちの間で紅藻類に属する海藻「シーモス」が注目されていますが、2025年もより持続可能なたんぱく質と栄養素の供給源として海藻の人気は継続すると予想しています。

海藻を使ったドリンクやソース、お菓子など様々な商品が開発されています-
海藻を使ったドリンクやソース、お菓子など様々な商品が開発されています-

特にこれからは、海藻を使った飲料やグミなどがトレンドになると見ています。鉄分、マグネシウム、ヨウ素の含有量が特に高く評価されており、健康食品として今後も注目されそうです。

■タンパク質のパワーアップ

消費者は食事や中食でタンパク質の摂取をより増やすことに重点を置き、従来の粉末やプロテインバー意外に肉や乳製品などでタンパク質を取り入れる機会が増えると予想しています。

レバーなどタンパク質の摂取が2025年は活発になると予想しています
レバーなどタンパク質の摂取が2025年は活発になると予想しています

ヴィーガン食が健康的だと言われている中で、2025年は乳製品を使ったカッテージチーズやレバーやハツなどの内臓肉に注目しています。内臓類はタンパク質やビタミン、ミネラルを豊富に含むスーパーフードで、消費者は牛ひき肉などとブレンドした肉を求めていくと考えています。

■サワードウの進化系

通常のパンのようにイースト菌を使うのではなく、粉と水を混ぜて自然発酵させた天然酵母でできたパン「サワードウ」の人気が高まると予想しています。

天然酵母のサワードウから進化を遂げてさまざまな食品に応用されると予想
天然酵母のサワードウから進化を遂げてさまざまな食品に応用されると予想

コロナ禍で自宅でパンを焼くのが流行り、サワードウに挑戦した人も大勢いましたが、2025年はさらに進化したサワードウに注目しています。パンだけでなく、ピザクラフトやクラッカー、ブラウニー、チョコレートなど革新的なサワードウを使った商品が続々誕生しています。

■餃子の進化系

ラーメン店や中華の点心でおなじみの餃子ですが、2025年はさらに進化した餃子がトレンドになると予想しています。

餃子の進化が止まらないと予想
餃子の進化が止まらないと予想

茹でる、蒸す、焼くと調理法にバラエティのある餃子は、手軽に食べられる上に具材を変えるなどアレンジもしやすいため、TikTokやレストランメニューでも昨今人気となっています。冷凍や常温保存可能な1人前のパッケージなど、フュージョンも含めてさまざまな商品が販売されています。

(米ロサンゼルスから千歳香奈子。ニッカンスポーツ・コム「ラララ西海岸」、写真はホールフーズのホームページより)