日本海積丹町の神威岬沖でヤナギノマイが旬を迎えている。好天に恵まれた5月30日に出掛け、26~38センチサイズが1人50~80匹の大漁となった。

 午前6時30分、幌武意漁港から第38浜丸(長内春樹船長、【電話】0135・45・6169)に6人が乗船。水深120~165メートルラインを狙った。胴突仕掛けにオモリは250号を使用。早朝は風が強く波もあり、潮の流れも速かった。1度巻き上げると、すでに最初に狙っていたポイントからは外れるほど。船を立て直し広範囲のポイントを探りながらの狙いで、ムラはあったが、食いが良いときは追い食いで数が釣れた。

 今回の仕掛けはいろいろな種類を使用した。エサはイカ、赤イカ、サンマなどで試したが、食いに差がなく数釣りが楽しめた。午後0時30分の沖上がりまでに、ヤナギノマイのほか、30~40センチのホッケ3~10匹、55~60センチのマダラ0~5匹の釣果もあった。

 札幌市から参加した進藤博司さんはヤナギノマイを針数釣るなどしていた。大型クーラーいっぱいの釣果に「沖釣りの回数は少なかったが、また挑戦します」と満足げだった。長内船長によると「ヤナギノマイは今後も良く、ポイントでタラやホッケも狙える」とのこと。ほぼ産卵を終えたヤナギノマイは食いが上向き、数釣りが楽しめそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=61】