道南のえりも町沿岸で、大型アブラコとカジカが好漁だ。北海道遊釣倶楽部の第3回大会(総合2身+5匹)が8日、冬島漁港~えりも岬漁港の間で24人参加で行われた。リポーターの私が1600点超えで優勝した。

 私はまず、えりも岬漁港に入釣。釣り場を構えた直後に33センチカジカが3連発となった。その後、朝方まで遠近広角で竿(さお)を打ち続けたが、反応がない。ところが、近く立てた竿に48センチほどのアブラコがヒットした。そのポイントに集中して打ち返すと同型のアブラコが、続けて6匹上がった。大会終了間際には、今大会最身長の52・4センチアブラコが釣れ、小さくガッツポーズ。エサは全体的にカツオがよかった。

 2位は大杉和洋さん(32)。夜のうちは東洋に入釣し、引き潮を待った。午前7時過ぎに水中から岩や岩盤が見え出すと、目標の釣り場に移動。残り2時間の勝負で48・2センチアブラコを筆頭に大物を釣り、良型カジカも加わり、1500点超えの高得点。オノドリに入釣した中島浩樹さん(52)も43・2センチカジカを筆頭に大型アブラコをそろえ、1500点超えで3位に。カツオをエサに「中投げがよかった」と振り返った。

 この時期のえりも海岸は大物が上がるが、干満の差があるので時間、潮位をしっかり、下調べしておきたい。【リポーター・藤本康隆=42】

 ◇北海道遊釣倶楽部 ▽総合(2身+5匹) (1)藤本康隆1609点(2)大杉和洋1547点(3)中島浩樹1509点(4)福原則和1474点(5)坂口薫1461点▽身長 藤本アブラコ52・4センチ