この魚道を研究している安田陽一教授(日大理工学部土木学科)にいろいろ教わりました。「あのね、ぴょんぴょんアユが跳びはねて越えてるように見えるけど、段差で10センチあるとできないんですよ」と安田教授。えー、それは大変じゃないですか!

 今年はどのくらいの匹数なのかは計測できないけど、天然アユのそ上が多いんです、って。常陸大宮市の辰ノ口堰堤は、もうアユのちっちゃいのがいっぱい。久慈川漁協の高杉則行組合長は「安田教授のアドバイスもあって、魚道の角をちょっと削れるといいみたいです。国とどう交渉するか頭をひねりましょう」と話していました。久慈川は昨年、環境大臣賞に輝いた実績がありますからねぇ~。

 この視察調査の後、もっと上流の大子町に移動して、相吉さんにサオをプレゼントしてもらい、地元のアユ師にもコーチしてもらって、4時間粘って釣れました。昨年の狩野川でのアユ初体験も楽しかったけど、今回はすごいうれしかったです。なんと釣れたのは天然アユだったの。5センチぐらいかな。もう大感激。こんな上流まであがってくるんだ。7月上旬にもう1回久慈川で挑みます。大きくなった天然、釣るぞー!

 ▼宿 久慈川「菊池商店」【電話】0295・72・3037。年券8000円、日釣り券1500円。久慈川漁協【電話】0295・52・0038。