日刊スポーツの指定する釣り宿の集合体が「共栄会」です。共栄会所属の宿で、2019年の年間チャンピオンを選びました。今回は船ブロックを発表します。茨城・大洗から静岡・御前崎まで34地区の各船宿のオンリーワンです。今年は釣果だけではなく、人柄を含めて選出してもらいました。みなさんのコメント、心に深くしみ込んできますね。また、来年2020年もよろしくお願いいたします!
◆松本政美さん(51=小山市) 鹿島「第三幸栄丸」
「ここの宿は季節ごとに狙いが変わるのが楽しい。ヒラメ、ヤリイカ、フグ、テンヤマダイ、マダコなど何でもやるけど、アカムツがいいなぁ、あぶりうまいもんね」
◆大曽根紀さん(50=北茨城市) 大洗「きよ丸」
「20年ぐらい通ってる。アットホームな感じがとってもいい。釣りも好きだけどきよ丸のファンなんです」
◆外山文男さん(64=東金市) 大原「力漁丸」
「釣りは30年やっている。2年前までは磯専門だったけど、最近は船ばかり。それもオニカサゴ。中井聡船長はいいポイントを知ってるし、人格者ですね」
◆小池清則さん(74=川越市) 吉浦「八平丸」
「海釣り歴は50年です。八平丸はそのうち30年ですね。自分のペースで釣りができるのがいい。気持ちがゆったりサオを出せる雰囲気がいいんですよ」
◆鎗田哲さん(54=九十九里町) 太東「重宝丸」
「重宝丸さんはダメな釣況のときも何とかしてくれる。年間でヒラメとイサキの船で、私もこの2魚種が好きなんですよ」
◆鶴岡克則さん(46=君津市) 勝山「宝生丸」
「ブラックバス20年、カワハギ10年、宝生丸は3年です。カワハギ釣りは必ず答えがある。それを見つけるのが楽しいスね」
◆石橋敏彦さん(42=旭市) 飯岡「梅花丸」
「船釣りは昨年からデビューです。それで今年のヒラメダービー、優勝しちゃいました。6・51キロは重かったです。宿のみなさんの人柄がいいですね」
◆佐藤俊仁さん(53=千葉市) 金谷「光進丸」
「今年の金谷は台風被害で、恒例のカワハギ大会も中止になってしまいましたね。仲間と少し高い参加費にしてもらって、寄付みたいな感じでもいいねぇ~、って話していました」
◆山田重雄さん(71=三郷市) 保田「村井丸」
「1月18日にアジ68匹と泳がせでヒラメ2・5キロ。家族で天ぷらにした。おいしかった。村井さんは兄弟でやってるけど、船長2人とも優しいですね」
◆鈴木創さん(40=君津市) 富浦「共栄丸」
「トップが好き。このシイラは145センチで12・5キロでした。うれしいというより周囲に遅れずにとれて、ホッとしましたね」
◆大塚正春さん(67=千葉市) 小湊「鯛丸」
「10月17日に14・8キロのヒラマサを釣った。15分ぐらいファイトして必死でした。鯛丸さんはいいポイントを知ってるよね」
◆飯塚佳雄さん(62=船橋市) 富津「みや川丸」
「マダコだけじゃなくてイイダコもやりますよ。先代からの付き合いでもうみや川丸には20年になるかな。今後はマダコの3キロ超を乗せたいね」
◆大橋一将さん(横須賀市) 八景「太田屋」
「太田一也船長の指示に従っていればマダイは釣れる。11月9日に10分弱のやりとりで5・2キロを釣りました。黒い海面から赤い姿が現れる瞬間がたまらない」
◆池田真也さん(40=八王子市) 山下橋「広島屋」
「動画サイトで魚のさばきを見て釣りをしたくなった。で、いろいろな宿に行って、昨年6月、広島屋のシロギスに出会った。シロギス道、極めたいです」
◆横溝伊三六さん(77=横浜市) 毘沙門「新店丸」
「10年前、知り合いに連れてきてもらった。鈴木誠一船長が一生懸命なんだよね。今年は4・4キロのマダイも、ワラサも釣れて、ついてました」
◆江成保正さん(71=相模原市) 久里浜「大正丸」
「初心者に教えるベテランが多いねぇ。オマツリしても、みんな優しい。夏にショッコを釣ったのが印象に残っている」
◆大場正行さん(71=世田谷区) 長井漆山「すえじ丸」
「出船前に陽気なおかみさんと話すのが楽しいのよ。帰り際の温かいタオルもうれしいなぁ」
◆山口英之さん(40=西東京市) 小田原「弘美丸」
「湯川幸次船長の洞察力がすごい。去年のキハダは小型1匹とサメに食われた頭だけ。今年は船長のおかげでルアーで2匹、コマセで4匹、感謝してます」
◆上小路祐樹さん(29=狭山市) 鶴見「新明丸」
「ウチから電車でいけるのがいい。最近はマゴチばかりです。アタリをとるまでの戦略をたてるのが楽しい」※船宿から「3年前まではエサとルアーの両方をやっていて、どちらもハマっていなかった。でもこの2年はルアーのコツをつかんで今年も1日で17匹など乗るとサオ頭。宿としてもルアーを見直すきっかけになりました」
◆福田康司さん(58=横浜市) 根岸「つり孝」
「湯川輝雄船長とはざっくばらんに何でも話せる。自分で釣った魚を自分でさばいて、自分で料理して食べる。これが一番だね」
◆福田和夫さん(75=川崎市) 川崎「つり幸」
「昔はタチウオやマダイもやりましたが、今はアジ一本。今年1年で6500匹釣った。釣ったアジを周囲に配るのが趣味なんです」
◆池田利一さん(48=綾瀬市) 真鶴「八十吉丸」
「秋口のヒラメが面白い。八十吉丸はいろんな釣りができるのがいい。午前・午後で便が分かれているのも便利ですね」
◆小野靖治さん(46=寒川町) 腰越「森健丸」
「いい釣りするなら通うことだね。釣り方も、みんなと同じじゃなくて工夫しないとね。船長とは気が合うんだよね」
◆大森勝己さん(68=横須賀市) 新安浦「長谷川丸」
「ほかのお客さんに質問されたら積極的にアドバイスするけど、釣りはそれぞれのやり方があるからね。押しつけがましくなっちゃ、いけませんね」
◆川上幹夫さん(29=横浜市) 熱海「喜久丸」
「松本早人船長は親切なんスよ。船長との信頼関係、大事ッス」
◆中野誠一さん(75=川崎市) 須崎「静栄丸」
「10人は乗るのに8人までと土屋法久船長が決めているからゆったり釣れるよね」
◆榊雄一朗さん(44=昭島市) 安良里「ふじなみ丸」
「船長はとても熱心。仲間を誘うとなんかリピーターになっちゃうんですよね」
◆須崎真樹さん(51=入間市) 戸田「たか丸」
「大船長(野田孝)も息子の剛船長も、コツとか教えてくれて、面倒見がいい。戸田沖のマダイは楽しいですね」
◆田口政隆さん(50=秦野市) 久料「魚磯丸」
「今秋は小さいマダイの数釣りで家族が喜んでましたね。ふっくらとしていて、とてもおいしかったなぁ」
◆湯田勝さん(56=岡谷市) 御前崎「博栄丸」
「カンパチは面白かった。釣れたのは全部10キロ以上でした。正月は娘とその友だちと3人で車で3時間かけて博栄丸にいきまーす」
◆横山健二さん(62=静岡市) 清水「原金つり船」
「吉原浩二船長がプレッシャーをかけてくる(笑い)。うそ、いい人です。クロダイとの知恵比べが楽しい」
◆間瀬良夫さん(75=川崎市) 伊東「妙法丸」
「大物でもね、しっかり仕掛けを作れば、釣れるんです」
◆松本利章さん(68=所沢市) 手石「米丸」
「マダイで3冠です。8・68キロ。年間で106匹。で、日刊の大会で優勝。温泉旅行も当たったから4冠ですね」
◆佐藤年宣さん(72=富士市) 田子の浦「海渡」
「マダイとかは食べてちょうどいい1~2キロを1匹上げるのがいい。だから、仕掛けは大物が掛からないように工夫してるんです」