春ヒラメを狙い、日本海側に出掛けた。この時季は大型のヒラメが狙え数も期待できる。50センチオーバーも多く上がり、満足のいく釣行となった。

大型連休初日の4月29日、向かったのは積丹方面。午前4時半、古平町・古平漁港から宝勝丸(本間船長、【電話】090・6263・3019)に7人が乗船し出港した。晴れ、波は1メートル。前半は風が強く早い潮で苦戦したが、風が収まった中盤から釣れ始めた。74センチを筆頭に60センチオーバー3匹、50センチオーバー7匹、45センチ前後多数と大型が目立った。

竿(さお)の長さや硬さは人それぞれ。バケはオレンジ系、グリーン系などいろいろな種類が使われ、仕掛けも市販、手作りとさまざまだった。夜光系のタコキャップによく食いついていたようだ。底付近はギスカジカが多く、3メートルほど上げて狙った。大型が釣れ参加者は大満足。本間船長は「この時期、ヒラメは釣れると大型が多いため楽しめます」と話していた。

2日は岩内町に出掛けた。午前4時半、岩内港から千鳥丸(寺田船長、【電話】090・6266・2282)に6人が乗船し、15分ほどの岩内沖に向かった。曇り、波1メートル。この日も風に悩まされたが、50~55センチが数多く釣れ、60センチ級も交じった。積丹方面とともに本格的な春ヒラメシーズンが到来したようだ。

ポイントは外防波堤沖で厄介なギスカジカも少なく、大半が底付近で釣れた。前半に多く釣れほとんどが単発だったが、2人同時、3人連続で釣れることもあった。今回の参加者は全員が今シーズン初のヒラメ狙いで、それぞれのスタイルで釣果を上げていた。寺田船長は「ヒラメ狙いは今後さらに良くなり、数狙いが楽しめるでしょう」と期待していた。【リポーター・竹鼻雅己=67】