栃木・那珂川で1日、アユ釣りが解禁となった。開幕初日には待ちわびたファン約600人(那珂川北部漁協調べ)がサオを出し、オトリアユを泳がせていた。5月31日夜の雷雨で濁りと冷たい水が入り、平水より5~10センチ増えた。追いは全般にひと息だった。

それでも那珂橋下流では、流心よりも少し脇にある水中の大石付近を泳がせて、16~17センチを掛ける人もいた。その1人、有本浩一さん(39=栃木県那珂町)は「縄張りを作ったアユがしっかり追ってきた。濁りが入っていたので、オトリを流すよりも、野アユのいそうなポイントで止めてシッポを振らせて泳がせて誘った」と話した。

このポイントの水温は午前9時30分現在で17・4度。アユの活性には適温だった。盛期は7~8月。晴天が続き、水温も上がれば追いは良くなる。11月30日まで楽しめる。