BS釣りビジョン「大漁!関東沖釣り爆釣会」6代目リーダー太田唯(25)が8日、千葉・金谷「光進丸」(岡澤裕治船長=43)午後便で、黄金アジに挑戦した。

釣りというと、日の出前に港を出発する、とにかく早起きのイメージを持つ人も多いだろう。太田もその1人だったが、「午後便は早起きしなくていいから楽ですね。いつもだと集合時間の1時間半前には起きるので、テレビも通販番組しかやっていないけど、今日は普通に朝のワイドショーを見られた」と笑った。同船の午後便は1時30分の出船だ。

“金谷の黄金アジ”は釣り界ではブランド。浜値で1匹2000円はする高級魚だが、「普段市場に出回ることはない」と岡澤船長。「この辺は山からミネラルたっぷりの水が流れ込むので、餌が良く育ちます。アジは回遊魚だけど、その餌を食うために根付きになっているので型が良く、脂も乗っています」と続けた。

岡澤船長が選んだポイントは、港から10分ほど走った近場。「タナ22~24メートルで反応出ているよ」でサオを入れた太田は、1投目から食べごろサイズの黄金アジをヒット。この日は入れ食い状態で、そこで10数匹をあげると「うわ~、楽しい!」と満面の笑みを浮かべた。

その後は、ポイント移動で大物狙い。そこでもサオを入れるや否やアタリが出た。「えっ、何この引き。これ本当にアジですか? サバとか青物じゃないですかね」と疑心暗鬼。しかし、上がったのは約40センチの大型黄金アジ。「うわ~、でかっ!!」と驚くと、「反応出てるよ! 唯ちゃん、驚いている暇はないよ。どんどん釣って!」と岡澤船長からゲキが飛んだ。このポイントでは、あがるアジのほとんどが30センチ以上。このサイズで多点掛けも成功させた太田の口からは思わず「サイコー!!」の声が漏れていた。目標は「年齢分のアジを釣りあげる」だったが、軽くクリア。約3時間半で合計30匹の黄金アジをゲットした。

午後便初体験の太田は「釣りって朝が早いものだと思っていたけど、午後から出て、しかもこれだけ釣れたらいいですね。ハマりそう(笑い)」。急な休みで何も予定がないときは、ゆっくり起きて午後便で釣りを楽しむのも良さそうだ。

この模様は日刊スポーツ紙面およびYouTube「ニッカン釣りちゃん」で後日公開する。