太平洋側胆振方面の樽前沖で19日、タラコ、タチを抱えたスケトウを狙った。午前6時、苫小牧港から翔洋丸(須藤船長、【電話】090・3398・9209)に7人が乗船し、50分ほどの沖に向かった。曇り、風は強く、波1・5~2メートル。胴突き仕掛けにオモリ150号で、水深70~95メートルを狙った。

この日は西風が強く、出港時は波は穏やかだったが、沖に出るにつれ波風が強くなってきた。最初は70メートル前後のポイントに仕掛けを下ろした。数匹釣れるとしばらく間が空いてまた掛かる。開始からその繰り返しで、数は思うように伸びなかった。

しばらくして水深95メートル前後のポイントに移動した。ここでは魚群探知機に反応はあるものの食いはよくなかった。誘ってみたり、置き竿にしても竿が上下に揺れるまで待ち、やっと2~5匹釣れた。べた底ではソウハチがいて全員が餌なしでも釣れていたが、赤イカを付けた人はさらに多く釣っていた。いつもより食いは悪く波、風に苦戦したが、べた底狙いでソウハチを多く釣る人、多少上げてスケトウを釣る人など、各人が狙い通りの釣りは楽しめたようだ。

後半はさらに風が強くなり沖のポイントには行けず、多少早上がりの正午に帰港した。1人当たりの釣果は45~55センチのスケトウ35~55匹、26~35センチのソウハチ30~60匹。スケトウは全体的に数は少なかったが、タラコ入りのメスが多かった。須藤船長は「スケトウ狙いは今後も続きます。年明けからはサクラマス狙いも始まります」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=68】