北海道遊釣倶楽部の第3回大会が道南日高管内、様似町の様似港~えりも町襟裳岬漁港の間で、20人が参加して行われた。倶楽部の会長を務める佐々木由則さんがカジカにタカノハもそろえ、2匹身長+5匹重量で1438点とし優勝した。

当日は、東の風1メートルほどで、波は予報では1メートル以下だったが、海は強いウネリを伴っていた。佐々木さんは最初はえりも・近浦に入釣したが、強いウネリで苦戦を強いられアタリもない。思い切って旭漁港まで歩いた。到着すると、すでに安藤さんが竿(さお)を出していた。釣果を見ると、50センチを超える大物を釣っていた。

仲間の釣果に佐々木さんも刺激を受けたようで、「よし!、俺もここでやるっ」と竿を出し、朝方までにカジカ46センチを筆頭に数を揃えることができた。審査にはもう1魚種が必要で、以前にもここでタカノハを釣った経験から、明け方から徹底的にタカノハを狙った。周りが完全に明るくなったころ、竿先がたたかれるようなカレイ特有の引きがきた。待ってましたとばかり上げると、見事なタカノハ37センチだ。これで優勝を確定させた。

この日は、いつも会長として会員のために尽力している佐々木さんへの、ご褒美ともいえる釣果、結果となった。身長賞は、51・2センチのカジカを釣り上げた碓井一樹さん。ほかの参加者からもアブラコやカジカの50センチオーバーが数多く出ていたが、佐々木さんには届かなかった。【リポーター・藤本康隆=48】

▼成績(2身+5匹) (1)佐々木由則1438点(2)白勢1324点(3)大杉1283点(4)太田1269点(5)碓井1260点▽身長 碓井一樹カジカ51・2センチ