日本海檜山管内のせたな町でヒラメが型、数とも好調との報を受け、19日に出掛けた。70センチ級の大物を含め、1人当たり15~30匹と満足できる釣行となった。

午前5時、潤宝丸(葛西勉船長、【電話】090・6998・4017)に3人乗船で、鵜泊漁港から15分ほどのポイントに向かった。ヒラメ用仕掛けにバケ500グラム。最初に竿(さお)を出した水深25~30メートルの深場では食いが悪かったが、岸寄りの12~20メートル付近では次々と釣れ、60センチオーバーや70センチも交じり、柔らかい竿を使っていた人は、弓なりに大きく曲がる強い引きに苦労しながらも、強い引きの感触を楽しんでいた。

ヒラメはかたまっていたようで次々と釣れ、周囲には漁業者の方やマイボートも多く出ていた。水深が浅い場所でもタナは底から2~5メートル上げて狙い、底付近狙いより型は大きいようだった。時々、ダブルで釣れることもあり、全体的に食いは良かったが、合わせのタイミングで2、3回連続でバレることも何度かあった。

キャップの色はピンクやオレンジ、透明など、特にオレンジ系に食いついていた。釣り上げたヒラメを見ると、コナゴやカタクチイワシを餌にしていたようだった。

1人当たりの釣果は40~70センチのヒラメ15~30匹、38~40センチのミズクサカレイ1~2匹。葛西船長は「ヒラメ狙いは引き続き期待できます」と話していて、今後も楽しめそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=68】