小樽でついに特大ヒラメの登場だ。24日、ヒラメの好調が続く日本海側の小樽沖に出掛けた。風が強く船が流される悪条件だったが、40センチ台から、めったに見られない81センチの超大物まで釣れ、満足のいく釣行となった。

午前5時、小樽港から凌駕(高橋満義船長、【電話】090・7058・4829)に5人が乗船し、20分ほどの沖に向かった。天候は霧雨で風はやや強く、波1・5メートル。ヒラメ用仕掛けにバケ600グラム、オオナゴを餌に水深25~28メートルを狙った。

早朝から10時ごろまでは風が強く波もあり、大きく揺られながら竿(さお)を振った。掛かってくるのは45センチ前後が中心だったが、時折60、70センチオーバーも釣れ、船上は大いに盛り上がった。

参加者は釣り上げた人からタナの位置を聞くなど、情報交換をしながら竿を振った。狙いは底から2メートルほど上げた所で、さらに1メートル前後を上下させた。キャップの色はピンクやしま模様、グリーン系、夜光などさまざま。バケも赤系、アワビ貝系などを使っていた。

終了30分前。ついに大物の予感が。根掛かり状態でなかなか巻き上げられない。ドラグを締めてもラインが放出してしまう。やっとの思いで引き上げると、なんと81センチの超特大サイズ。タモ入れにも苦労するほどだった。

沖上がりは午前11時。1人あたりの釣果は40~81センチのヒラメが1~11匹、カナガシラが船中数匹。今回は大型フグが1~2匹上がったが、厄介なギスカジカはいなかった。餌のオオナゴの入手には苦労しているが、高橋船長は「小樽沖にはヒラメ狙いのポイントが多く今後も期待できます」と話す。大型ヒラメ狙いはまだまだ楽しめそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=68】