北海道遊釣倶楽部の第7回大会が16日、日高管内の新ひだか・三石漁港~様似港の間で行われた。波は穏やかで北風2メートルという好条件のなか26人が参加。2匹異魚種身長+5匹重量による得点で競った。54・4センチの大型マツカワ(タカノハガレイ)を筆頭に大物のアブラコや、カジカもコンスタントに上がった。

優勝は、三石の浦里(うらり)に入釣したゲスト参加の安西秀利さん。良型のアブラコや、54・4センチの大きなマツカワを釣り、1714点を獲得。総合得点と身長賞のダブルVだ。

暗い時間帯から単発ながらカジカを釣り、ポイントを移動。朝日が昇りきった午前7時ごろ、竿(さお)が大きくたたかれるような衝撃が走ったという。リールを巻き上げるのもひと苦労。それもそのはず、54・4センチのマツカワが姿を現した。カレイの王様とも称されるが50センチ超えにお目にかかることは容易ではなく、参加者全員が脱帽だった。

2位の福原則和さんは浦里からほど近い鳧舞(けりまい)に入釣。暗い時間帯からカジカを釣り、朝方に待望の大物アブラコが食いつき、1679点を獲得した。3位の白勢孝信さんは浦河港左岸に入釣しなかなか釣果が出ないなか、朝方から大型アブラコを連発。カジカも釣り追い上げた。

参加26人中18人が1000点オーバーとなる盛況な大会となった。太平洋側日高の近海は天候が良ければ、12月まで大物も含めた釣りを楽しめる。【リポーター・藤本康隆=48】

▽総合(2匹身長+5匹重量) (1)安西秀利1714点(2)福原1679点(3)白勢1510点(4)碓井1417点(5)高橋1365点▽身長 安西タカノハ54・4センチ