太平洋日高方面のソウハチ狙いで3日、新ひだか町東静内漁港へ出掛けた。この時期の同海域は、大型ソウハチが数釣れる。愛好家には人気の高いエリアだ。この日はシケ続きの影響が残るあいにくの条件だったが、それでも約1時間の早上がりながら数釣りを楽しむことができた。

午前6時、東静内漁港から遊漁船はるか（宮下忠夫船長、【電話】0146・43・2229）に7人乗船し、30分ほどの東静内沖に向かった。晴れのち曇り、風は強く、波1・5メートル。胴突き仕掛け、オモリ150号、餌は赤イカで狙った。

水深50～65メートル。ベタ底狙いで仕掛けを下ろすと、すぐさま小型、中型を中心に釣れだした。当初は2、3匹が多かったが、4、5匹同時に掛かった時は、取り込む前に針から外れてしまう場面も何度かあった。サイズにばらつきはあったが、サバに交じり良型も上がっていた。

速い潮の流れと、強い風で何度もポイントを移動しながら釣っていった。序盤は穏やかだったが、徐々に風も強くなり、条件は良くなかったが、釣れないポイントや時間帯もなく楽しめた。大型は少なかったが、次回に期待して早上がりとなった。宮下船長は「ソウハチは多少遅れているが、今後も期待できるでしょう」と話していた。

沖上がりは午前10時30分。釣果は1人当たり、25～32センチのソウハチ40～80匹。20～30センチのサバ2～20匹だった。【リポーター・竹鼻雅己＝69】