年明け2回の太平洋側の釣行は、いずれも好漁だった。新年初釣りとなった5日の胆振方面白老沖では、抱卵もののスケトウダラが3桁ラッシュの爆釣。7日の浦河町荻伏沖では、脂乗りのいいヤナギノマイを中心に、大型クーラーを満杯にする数釣りを楽しんだ。【リポーター・竹鼻雅己=69】

■白老沖(5日)

午前6時、白老漁港から清栄丸(八谷船長、【電話】090・5924・9493)に5人が乗船し、白老沖40分のポイントに向かった。曇り、風強く、波1・5メートル。サクラマス用胴突き仕掛け、バケ600グラムで狙った。釣果は1人当たり45~50センチのスケトウが100~150匹、ソウハチやヤナギノマイなど数匹だった。

当初はサクラマス狙いだったが、アタリがなかったためスケトウに切り替えた。するとすぐさま反応があり、広範囲のタナで群れが濃いポイントでは、竿(さお)を大きく曲げながら針数釣れる場面もあった。底付近ではヤナギノマイ、マゾイ、マダラなども釣れ、午前11時前の早上がりとなった。サクラマスは他船で数匹釣れたとの情報があり、今後に期待したい。

■荻伏沖(7日)

午前6時、荻伏漁港から第5へいせい丸(吉田船長、【電話】090・2056・3131)に8人が乗船し、荻伏沖40分の海域へ。晴れ、風弱く、波1メートル。胴突き仕掛け、オモリ250号。赤イカを餌に水深100~120メートルで狙った。釣果は1人当たり25~40センチのヤナギノマイが50~80匹、40~60センチのスケトウが10~20匹。

早朝は潮の流れが速く、ポイントが変動するなど手間取ったが、それでも40センチ級を中心に良型のヤナギノマイが次々とヒットした。抱卵もののスケトウやマダラなども交じり、大型クーラーを満杯にする人が続出した。この海域の今時期のヤナギノマイは特に脂乗りが良く、さまざまな料理で楽しめるため愛好家のなかでも人気の高い魚種となっている。