ロカボって知っていますか? ご飯やパンなど糖質が多い食事を控えめにするロー・カーボハイドレート(低糖質)の略語です。緩やかな糖質制限食のロカボを提唱する東京・北里研究所病院の山田悟・糖尿病センター長(46)が、おなかいっぱい食べてもやせられる「ロカボでダイエット」を教えてくれます。
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自分はどのくらい太っているのか。ダイエットをする前に、自分のメタボ度合いを確認しておきましょう。それを知る指標がBMI(体格指数)です。
計算方法は体重(キロ)÷身長(メートル)÷身長(メートル)=BMIです。身長160センチ、体重60キロなら、60÷1・6÷1・6=23となります。BMI標準が22で、18・5~25まで普通体重です。
BMI25以上は肥満度1、30以上は肥満度2…となっていき、ダイエットする必要があります。18・5未満は低体重、つまりやせすぎです。表を参考に、自分の肥満度をチェックしましょう。
最近心配しているのは、女性の場合、標準体重とは全く無関係に「あと何キロやせたい」と願う人が非常に多いことです。女性は「やせている方が美しい」と思うのでしょうが、女性のふくよかさに魅力を感じる男性が世の中には多くいます。
世界各国のBMIを比較しても、どこの国でもどの世代でもBMIは増えています。ところが、日本の女性だけBMIが減っている。若い女性がむやみにカロリー制限すると、骨粗しょう症になりやすくなります。これは大変危険。やせすぎは筋肉を削り、骨密度を下げ、将来的にロコモティブシンドロームにつながります。
緩やかな糖質制限のロカボは、メタボに効きます。太っている人は確実にやせます。ロカボはロコモにも効きます。やせている人はタンパク質や脂質を摂取することで筋肉がつき、体重も標準に近づきます。糖質を1食20~40グラムに抑えますが、肉や魚や野菜をたっぷり食べることを推奨しているからです。
◆山田悟(やまだ・さとる)1970年(昭45)1月1日生まれ、東京出身。慶応大学医学部卒。東京・港区の北里大学北里研究所病院糖尿病センター長として、糖尿病患者のQOL(生活の質)向上を目指す。緩やかな糖質制限食ロカボで、おいしく食べて健康に-を目標に2013年11月、一般社団法人「食・楽・健康協会」を設立し、ロカボの普及に努めている。

