谷繁元信氏(50=日刊スポーツ評論家)が大混戦のセ・パの優勝ラインを占った。ヤクルト、オリックスともに昨季の最下位チームが首位に立つ「超下克上」の展開。優位ではあるが、残り約20試合の勝率5割ペースは容易ではないと説いた。キーマンの働きがラストスパートの命運を握る。
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パ・リーグはオリックスが混戦を抜け出そうとしているが、吉田正の離脱で流れが変わる可能性もある。下降気味のロッテは対戦成績で貯金8を生み出している日本ハムとの対戦を7試合も残している。一方でオリックスも日本ハムと6試合を戦うが、ここまで負け越している。両チームとも最下位との対戦がポイントになるだろう。経験則で言えば優勝争いの中で来季以降の戦いを見据え、選手起用を切り替えている下位チームとの対戦はやりにくさもある。お互いのテンションに差があり、引きこまれないことが大事だ。
楽天は大崩れはしないが、波にも乗り切れていない。ソフトバンクは劣勢だが、Aクラスに食い込むと短期決戦は強いだけにポストシーズンの勢力図が一変する。オリックスは山本、宮城と絶対的な投手がいる。小島、佐々木朗が成長しているが先発陣がやや弱いロッテは苦しくなる。(日刊スポーツ評論家)




