野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(46=日刊スポーツ評論家)。12日のオリックス戦でNPB通算100勝を達成した楽天前田健太投手(38)を語る。
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楽天前田健が12日のオリックス戦でNPB通算100勝を達成した。開幕当初は思うようにいかない登板が続いたが、これで3連勝。だいぶ良くなってきた。11年ぶりに日本球界に戻り、ボールやマウンドに再アジャストしたこともあると思うが、“球の使い方”が変わったことが目につく。
具体的には、直球系のボールをうまく使えるようになった。最初の頃の投球を見ていると、あまりにも変化球が多く、もっと直球を打者に意識させれば変化球が効くのに、という印象を受けた。その頃でも直球は150キロぐらい出ていたから、よりそう感じた。その後直球の使い方が変わり、結果が伴うようになった。四球の数も明らかに減った。復帰勝利した6月25日の西武戦以降は4試合で2四球のみ。もともとコントロールのいい投手だが、球数を抑え、長いイニングを投げられるようになった。
投球とは別に、改めて感じたことがある。それは、前田健のフィールディングや牽制(けんせい)のうまさだ。投球にフォーカスされがちだが、打球への反応の良さは秀でている。そういう面も含めて、チームの若手にとって貴重なお手本と言える。普段の練習や立ち居振る舞いも大いに参考になるはず。これで日米通算168勝。200勝が全てではないが、そこを目指して頑張ってほしい。
今週はまず首位ソフトバンクと3位日本ハムがぶつかる。ソフトバンクが7・5ゲーム差と引き離しており、優位であるのは間違いない。ただ、日本ハムとは8試合も残す。極端な話、全勝全敗でひっくり返る。2位西武とも5試合ある。直接対決が残る以上、どうなるかは分からない。そう思って優勝争いを見届けたい。(日刊スポーツ評論家)




