野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。セ・リーグ編は中西清起氏(64=日刊スポーツ評論家)。先週末の阪神巨人3連戦を振り返り巨人打線には「不気味さがなかった」と振り返りました。
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週末の首位阪神、2位巨人の3連戦はまさに天王山だった。それが阪神の3連勝。巨人は89年ぶりの阪神戦(同一シーズン)7連敗。同じピッチャー(才木)に11連敗もしたらダメですよね。ここで思うのは巨人がこの3連戦をどのように捉えていたかということです。
ずっと阪神の投手を攻略できていない状況。才木だけじゃなくても村上にしても高橋にしても「前回と攻撃パターンや狙い球が変わってきているな」と相手に思わせないと、相手も考えてこない。漫然と狙い球を絞らずに打っているように見える。
チームとして徹底したところがない。例えば「全員で右方向を狙っているな」とか、1巡目まではそういう狙い方を徹底するとか。「逆方向を狙っているな」と見せないと、相手も「前回と攻撃が違うな」と考えさせられない。考えさせないと、相手バッテリーの思惑通りの攻めに終始やられてしまう。不気味さがまったくなかった。
先発ローテーションにしてもどうだろうか。阪神は中15日で才木を3戦目にぶつけた。この3連戦のためにコンディションを整えて臨んだ。その間は新外国人、ベテラン、若手と工夫して乗り切った。すべてはこの3連戦のためだった。巨人も戸郷、山崎がいなくて厳しい状況であることは分かる。ただ、ここに来てマー君(田中)に頼らないといけない状況だった。
最後に死球の話。このカードは死球が注目を集めたが、これは技術的な問題と捉えないといけない。厳しいところをいかないといけないことは分かる。ただ、(阪神森下の死球のように)抜けたボールが上(上半身)に行くのはダメ。プロとしての技術不足。特にこの時期になるとチームの行方や個人タイトルにも関わってくるからね。(日刊スポーツ評論家)




