日本ハム清宮幸太郎内野手(20)の今シーズンが、ようやく開幕した。3月に右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折。骨片除去手術を経て、24日に1軍復帰した。地道で過酷なリハビリ生活では、選手の本質が表れやすいという。清宮の「大物」ぶりは、リハビリ中も発揮されていた。
リハビリのほとんどは、トレーナー陣に付き添われながら行われる。清宮は食事や入浴にかかる時間が他の選手よりも長いため、トレーナー陣は「清宮は、今どこ?」と探し回ることが多かった。いざリハビリとなれば前向きに、少しでも疑問があれば質問するなど懸命に取り組んでいたという。和田2軍トレーナーは「みんな困るんですけどね。でも憎めないんですよ」と笑う。
エンゼルス大谷と重なる部分があった。千葉・鎌ケ谷の寮内のロビーで1軍の試合がテレビ放送されている中、観戦していた清宮がいつの間にか姿を消す。先輩の郡は「そういう時は1人でトレーニングしているんですよね」と、人知れず努力する姿があった。大谷が寮生活していた時も、後輩が寮内を探していたら1人、室内練習場でバットを振っていたことがあった。
清宮のおおらかで、人に左右されずに自分の時間を貫く芯の強さ。リハビリ中に見えた本質は、きっと表舞台でも強みになっている。【日本ハム担当 田中彩友美】




