天理の193センチの長身右腕・達(たつ)孝太投手(2年)が9回に2番手として登板し、2奪三振を含む3人斬りで甲子園デビューした。

奈良の独自大会は3年生だけで戦ったため、この日が今年初の公式戦だった。マウンドへ上がるときに、先発したエース庭野夢叶(むうと)から「楽しめ」と送り出された。

角度のある最速143キロの直球とフォーク、スライダーで右飛、見逃し三振、空振り三振に仕留めた。わずか13球だったが「甲子園は投げやすかった。こういう投球ができて自信になった。来年また2回(春、夏)ここに来て優勝したい」と手応えをつかみ甲子園を後にした。