歴史に残る今大会1号が飛び出した。横浜(神奈川)が、大会史上初となる1年生サヨナラ弾で、3年ぶりの夏初戦突破を果たした。2点を追う9回2死一、三塁、緒方漣内野手(1年)が左翼へ逆転の3ラン本塁打を放った。劇的な幕切れを呼び込んだ1発は、緒方にとっても公式戦初本塁打。「強豪横浜復活」を目指す今年の横浜。1年生の一振りで、甲子園に新しい横浜を強烈に印象づけた。
横浜・緒方が大会通算23本目のサヨナラ本塁打。1年生のサヨナラ本塁打は史上初めてとなった。逆転サヨナラ弾は18年矢野功一郎(済美)以来7本目だが、最終回2死からでは75年高林基久(浜松商)以来46年ぶり2本目。3打点以上できれいに1点だけ勝ち越す「釣り銭なし」は、04年清水満(東海大甲府)以来2本目だ。
1年生の本塁打は15年に清宮幸太郎(早実)が2本打って以来、48年の学制改革後17人目(19本目)。1年生の逆転アーチはこれまで88年宮内洋(宇部商)しか打っていない。
横浜は78年夏の県岐阜商戦で完封負けした後、この試合前まで甲子園で75試合連続完封負けなしの全国最長記録を続けていた。あと1人で完封負けの危機から脱する1発にもなった。【織田健途】

