昨年のセンバツに21世紀枠で春夏通じて初の甲子園出場を果たした三島南が、9-2の8回コールドで裾野を退け、4月から同じ東部地区の富士高へ異動する稲木恵介監督(42)のラストゲームを飾った。2013年秋から指揮。試合後にはOB会や、かつての教え子から花束が贈られた。

選手たちの主体性を尊重してきた指揮官は「私のラストゲームは関係なく、彼らの高校野球はこれからも続く。良い結果を残せるように、最後まで関わっていく思いだった」。その上で「今日も多くの指示は出していない。最後(8回)の攻撃はよくつながった」と目を細めた。

選手たちも奮起した。2番手で登板したエース植松麟之介(3年)は、5回1/3を無失点。「自分らしい投球で、稲木先生に良いところを見せることができた」。2年連続12度目の県大会出場まで残り1勝。来月2日の次戦は、新監督の下で御殿場西と対する。深瀬涼太主将(3年)は「先生から学んだことを忘れず、これから成長した姿を見せたい」と誓った。【古地真隆】