【台北(台湾)2日=柏原誠、保坂恭子】日本は3人の継投で0封リレーし、パナマに7-0で快勝した。2番手で登板した今秋ドラフト候補の最速150キロ右腕、木村優人投手(3年=霞ケ浦)が3回を無安打無失点、5奪三振の完全救援で世界デビューを飾った。日本は2連勝で無失点を継続中。3日は、前回覇者・米国との大一番を迎える。

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雨が降り続ける中で、木村が世界デビューを飾った。先頭から2者連続で空振り三振。続く打者もカットボールで三ゴロに抑え3者凡退。3イニングを無安打無失点、5奪三振で38球とパーフェクト救援だった。「少し自分の中でも出来すぎかなっていうところはあるので。大事なのはここから。今日くらいのピッチングが最低限できるように常に準備していきたいです」と笑みを浮かべた。

冷静な観察眼と投球術が光った。3回までベンチから見て「中山の直球が少し捉えられていた。(パナマが)直球に強いのかな」。実際、先頭に143キロ直球を1球投じたが、その後はカットボールとツーシームを中心に組み立てた。雨でぬかるんだマウンドにも、踏み出す足の幅を狭めて対応。本来は速球が持ち味だが「かわす投球というか。スピードで押していくより変化球でかわして、芯を外せれば打ち取れるかなと思った」と狙い通り。馬淵史郎監督(67)は「よかったですよ、木村ね。38球で終わってくれて、ラッキーやった。ピッチャーはとにかく頑張ってます」と頬を緩めた。今大会、日本は無失点を継続中。最強の投手陣で頂点を狙う。