帝京三(山梨2位)が、明和県央(群馬2位)をくだし2回戦進出を決めた。
県大会から充電たっぷりのエース右腕・橋本建投手(2年)が関東大会で初完封勝利を挙げた。1日の県大会決勝を終えてから19日間、この日のためにほとんど投げずに調整してきた。
チームは2回に1点を先制し「1点入った時点で楽になった」と自ら踏んだホームが好投を後押し。9回130球を投じ、記録上は4安打も、内野の頭を越えた打球は1本のみと圧倒した。
長打を打たれた4回がこの日一番の踏ん張りどころとなった。3-0で迎えた4回1死。4番高橋に左翼線への二塁打を許し1死二塁と、初めて得点圏に走者を背負った。続く5番藤川の二ゴロの間に二塁走者が三塁に進塁。2死三塁で6番小路悠に四球を出して2死一、三塁となったが、内野手が集まり一呼吸を置いた。右腕は「1点は良いかな」と背負いすぎずに考え、7番深津を遊ゴロに打ち取り無失点で切り抜けた。
初回からストライク先行で130キロ台中盤の直球を小さいテークバックからテンポ良く投じた。9回にも球威は大幅に落ちることはなかった。「今日は投球練習のときからスライダーが抜けていたので」と、変化球で一番自信のあるボールに見切りをつけて、カットボールを中心に組み立てた。橋本は2回戦に向けて、「スライダーを修正したい」とこの日出た課題に目を向けた。
次戦は23日、作新学院(栃木1位)との対戦が決まった。99年の秋季関東大会では、1回戦で作新学院と対戦し4-5の逆転サヨナラで敗戦している。大牧大輔監督は「OBの先輩から借りを返して欲しいと言われているが、本当に昔のことなのでね。甲子園のかかった勝負ができて幸せ。子どもたちは将来につなげてほしい」と笑顔で話した。24年ぶりの再戦へ、力まずにリベンジマッチへ挑む。【佐瀬百合子】

