今秋ドラフト上位候補に目される山梨学院の「二刀流」菰田陽生投手(3年)が第98回選抜高等学校野球大会1回戦(甲子園)で左手首付近を骨折したことを受けて24日、兵庫・西宮市内での練習後に吉田洸二監督(56)が取材対応した。「「詳しい診断名は左橈骨遠位端(とうこつえんいたん)骨折。全治はお医者さんから何も言われてません。今、通院中です。昨日の様子は随分落ち着いていて、主将としてやれることをやりたいと言ってました」。負傷の程度にもよるが、左手首の骨折は日常生活に支障がないレベルに回復するまでには1カ月以上、スポーツ復帰には少なくとも数カ月は要するといわれ、31日まで行われる今センバツの出場継続は絶望的な状況だ。「ドクターストップは何も言われていません。骨折なので常識的に試合出場は難しいと思います。ベンチ入りはすると思います」と話した。
菰田は22日に行われた長崎日大戦は「2番一塁」で出場し、初回に先制ソロを放った。だが、5回2死一塁の守備で、味方野手の悪送球を捕球しようとした際に打者走者と交錯。いったんベンチに下がり、治療を受けた後にプレー続行。6回の守備から退いた。試合後の取材には左腕にテーピングと簡易な添え木を施して現れた。「(走者と)当たった瞬間に痛かった。手ごと持っていかれた感じでした」と振り返り、「投げるのはたぶん大丈夫だと思うんですけど、捕ることであったり、バットを振るのもたぶん痛いかなと思います」と続けた。病院で診察を受けることを明かしていた。
予感はあった。身長194センチ、体重102キロの丈夫な体。もともと痛みには強いが、吉田洸二監督(56)が「菰田があんなに痛がっているのは初めて見た」と語るほどだった。大会本部は23日、「(菰田は)試合当日の3月22日、兵庫県西宮市内の病院で左手首付近の骨折と診断されました」と発表していた。

