第108回全国高校野球選手権兵庫大会の開会式が、姫路市で行われた。

女子部員2人がユニホーム姿で登場。相生(あいおい)の桐田茉歩内野手(3年)、明石北・増本奈穂内野手(2年)が、プラカード係として行進した。

式の前には、両校の女子部員が初めて交流。相生は、23年から25年まで3年連続で女子部員が入部しており、この日は女子全2選手が出席。桐田さんは、「相生の顔として、笑顔で堂々と入場したい」と白い歯を見せた。桐田さんの後輩・坂井みのり外野手(2年)は、指導者が「2年生の男子よりも、元気。体育の授業の声出しもバッチリ」と太鼓判を押す。「今はとっても楽しい。夏はボールパーソンとして、頑張ります」と充実した表情を浮かべた。

「大学で野球を続けたいし、体育の先生、トレーナー、ソフトボール部の指導も…」と夢は尽きない明石北・増本さんは、記録員でベンチ入り予定だ。

2校の選手は顔を見合わせた瞬間に、打ち解けた。「兵庫に女子部員がいるって聞いてんけどな~」、「私はまだ進路のこと考えてへんわ~」、「私もセカンドやねん!」。開会式前に、緊張がほぐれたひとときとなった。

両校の初戦は、相生が姫路海稜と7月10日に明石トーカロ、明石北は同12日に淡路市のReFillスタジアムで明石清水と行う。

2歳上の兄の影響で小4で野球を始め、最後の夏に臨む相生・桐田さん。「チームの目標の5年ぶり2勝へ、ボールパーソンとして、近くで仲間のことを最後まで見届けたい」。3選手は同県の今大会のスローガン「やっぱり野球を愛してる」に似合う、野球愛とチーム愛をぶつけていく。【中島麗】