敗退チームのドラマにスポットを当てる「胸張ってイイじゃん」を随時掲載し球児たちの奮闘に迫ります。
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最後の夏は、予想だにしない形で幕を閉じた。定年により夏は今年が最後となる若林監督は、2点リードの9回2死二、三塁から逆転3ランを浴びたシーンを振り返り「もしかしたらタイムリーを打たれるかなとは思ったけど、ホームランはちょっと予想してなかった。打った高道君がすごいかな」と舌を巻いた。5年ぶり5度目の甲子園を目指したが、幾多の名勝負を繰り広げてきたライバルに阻まれた。「神宮さようなら、みたいな感じ。三高に引導を渡されちゃった」。
日大三とは不思議な縁がある。前監督の小倉全由氏(69)が同校監督として臨んだ公式戦ラストゲームとなる22年秋季東京大会準決勝で対戦したほか、三木有造監督(52)となってからでは昨夏の西東京大会決勝など高いレベルでしのぎを削ってきた。「実は僕の対三高戦はこれまで8勝8敗だったんで、今回ので負け越しちゃいましたね」と悔しそうに振り返った。「こういう言い方がいいのか分かりませんが、東海大菅生対日大三の試合ではあったんじゃないかなと思います」。
91年ドラフト4位で中日入団し、引退後は高校の教員免許を取得して東海大菅生に赴任。09年より野球部監督に就き、強豪ひしめく東京から春夏通じて計4回の甲子園に導いた。
新チームとなる秋は「学校とはまだそこまで話できてはないんですけど、僕の中では、今のところ監督として采配を振るうつもりはない。次の監督は学校が決めることなんで、もしその人がやるなら、その代はその人がいいんじゃないかなというふうに思います」と考えを示した。夏を戦い終え、次世代へとバトンをつなぐ準備をしていく。【平山連】

