春の王者、浦和学院が立教新座を9-0で下し、今大会初戦から6試合連続コールド勝ちで決勝へ進出した。

初回、先頭から3者連続四死球で無死満塁の好機をつくると、4番DH・内藤蒼捕手(3年)の内野ゴロの間に先制。さらに1死二、三塁から5番・伊藤漣内野手(3年)が右前へ適時打を放って1点を追加すると、続く6番・法量章太郎(2年)の適時打でもう1点を奪い、この回3点を先制した。

6-0で迎えた6回には1死満塁から内藤が右前へ2点適時打を放ち、試合を決定づけた。内藤は初回も最低限の仕事で先制点を挙げ、「4番としてチームのバッティングができた。ホームランよりも、まず先制点を取ることが大事だと思っている」と納得の表情。チームは相手投手を相手に一度も三振を喫せず、鋭い選球眼と粘り強い打撃で春の王者の底力を示した。

先発した西村虎龍投手(3年)は、18日の城北埼玉戦で7回参考ながらノーヒットノーランを達成した勢いそのままに、6回2安打8奪三振無失点。「ストレートとスライダー、ツーシームを低めに集めることができた」と振り返り「良い流れで決勝に入れる」と手応えを口にした。

森大監督(35)は「初回から攻撃陣が機能し、良いリズムで大量点につながった。ヒット数は大きく変わらなくても、機動力や小技で1点ずつ積み重ねられた」と評価。西村についても「球速だけでなく、変化球をコースに投げ分けられる総合力の高い投手に成長した」とたたえた。

大会前、「失点数を減らしたい」と課題に挙げていた投手陣は、この日も零封し、6試合でわずか2失点。「全ては夏のために」。森監督が春から掲げ続けてきた言葉が、いよいよ現実味を帯びてきた。

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