春夏14度の甲子園出場を誇る古豪・八幡商が、創立140周年の節目に15年ぶりの優勝を果たした。
小川健太監督(44)は「OBの方たちも本当に待ち遠しく待ってくださっていた。たくさんの卒業生の方に関わっていただいてますので、なんとか結果でお返しすることができて本当に良かった」と感謝。
続けて、恩師への思いを口にした。「この1年は私の恩師でもある林先生がお亡くなりになって、なんとか今年でもう一度甲子園に帰りたいなという思いもありました」。小川監督がそう語るのは、八幡商業高などの監督として、春夏9度チームを甲子園に導いた滋賀の名将・林勝さん。昨年9月、老衰のため84歳で亡くなった。小川監督が八幡商で主将だった時の監督だった。
決勝の大一番も、ずっと見守ってくれている気がした。『我慢したら、いつかはチャンスが来るから』。恩師から伝えて聞いた言葉を胸に刻んで、初回、4回のピンチを我慢して切り抜けると、4回裏に先制2点本塁打。5回は同点とされるも逆転を許さず切り抜けると、その裏に3点勝ち越し。「言葉通りというか、チャンスをつかんでこういう結果になって本当に良かった」と心のなかで生き続ける恩師に思いをはせた。
八幡商の夏はもっと熱くなりそうだ。「15年前の甲子園が県民の皆さんの印象に残るゲームだった」と11年夏、帝京戦で0-3の最終回に5点を挙げて劇的勝利した試合を回想。「それに負けないような八商らしい、ハツラツとしたプレーをお見せできれば」と、聖地でもう一度「八幡商」という名を世間に刻む。

