第108回全国高校野球選手権(5日開幕・甲子園)の組み合わせ抽選会が1日、オンラインで行われ、横浜(神奈川)の初戦は大会第6日の10日、沖縄尚学戦に決まった。
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横浜の初戦は、昨夏の全国王者でプロ注目左腕の末吉らを擁する沖縄尚学に決まった。村田浩明監督(40)は「これ以上ない最高なカード。抽選結果を聞いた選手たちも『やりがいがある』『よし、やってやろう!』という前向きな反応を見せた」と腕ぶした。
チームの中心はもちろん最速157キロ右腕織田だ。指揮官は甲子園での織田に特別な思いを抱いている。「神奈川大会では最後、本当に“怪物”になってくれたと思って。でも“大怪物”になれ、と彼には言っているんです」。期待は「怪物」と称されたOB松坂大輔らを超える「大怪物」だ。「“怪物”は毎年出てきますが、僕はその中でもさらにすごい“大怪物”になって欲しいと思ってずっとやってきた。甲子園に出場することができ、そのチャンスがある」と力を込めた。
新たな扉を開ける。織田も表情を引き締めた。「“大怪物”になることはもちろんなんですが、このチームを勝たせた上で、そういったところに行ければいいと思っている。どんな形であれ、必ずこのチームを優勝に導きたいと思います」と、覚悟はできている。
県大会から貫いた「全戦全力」を、甲子園でも全うする。村田監督は今夏、実業家でタレントのローランドの言葉からヒントを得た。「今までは、抽選が決まると相手がどうか見がちだった。でも、相手よりもまずは自分たちが戦える準備。相手を理解しインプットされているのかが大事」。徹底した準備力で、力を出し切ることに集中する。
織田も「どの高校と対戦が決まっても、やるべきことは変わらない。自分たちのやるべきことだけをしっかりと貫いて、最大の準備をして臨みたいと思います」と、甲子園への出発前に話していた。今夏、甲子園に“大怪物”が誕生するのか。まずは末吉との投げ合いを制す。【保坂淑子】
◆織田翔希(おだ・しょうき)2008年(平20)6月3日生まれ、福岡・北九州市出身。小1で足立クラブ(軟式)で野球を始め、足立中(軟式)では中3で全国大会出場。軟球で143キロをマークした。横浜では1年春からベンチ入り。1年秋の明治神宮大会では準々決勝の明徳義塾戦で大会史上6人目の1年生完封勝利。昨年センバツでは全5試合に先発し優勝に貢献。同夏甲子園は8強入り。特技は体が柔らかいこと。186センチ、80キロ。右投げ右打ち
◆前年春夏V校が対戦 昨年センバツ優勝の横浜と夏優勝の沖縄尚学が対戦。甲子園で前年の春夏優勝校が夏に対戦するのは、83年準決勝のPL学園7-0池田、昨年2回戦の京都国際6-3健大高崎に次いで3度目。初戦での対戦は2年連続2度目。
◆神奈川県対沖縄県 過去の甲子園では神奈川が春3勝1敗、夏3勝5敗で通算6勝6敗の互角。75年春準々決勝では原辰徳らの東海大相模が豊見城に2-1で逆転サヨナラ勝ち。10年夏決勝では興南が13-1で東海大相模を破り春夏連覇を達成した。

