甲子園練習に臨んだ遊学館(石川)の中川光雄監督(48)は、11年ぶりとなる聖地の感触をかみしめた。「ラインのところで人工芝と天然芝の違いがあったので、飛球を追う時に足の裏の感覚が天然芝から人工芝に変わるところをちゃんと把握しておきなさいと伝えました」と気がついた点を指摘しながら練習を終えた。

7月28日に発生した最大震度7の熊本地震について問われた際には、24年1月に起きた能登半島地震のことを思い返しながら胸の内を明かした。「僕らも能登の地震を経験しましたが、被災者の方に『勇気を与えよう』なんて言えない。能登で頑張っている人たちの姿をニュースで見て、逆に僕らがパワーをもらっている。熊本でも同じようなことが起こっていると思う。懸命に頑張っている人たちから僕らが勇気をもらってプレーしたい」。苦難を乗り越えて一回り大きく成長したナインとともに、たどりついた夢舞台。「やはり甲子園はワクワクしますね」と声を弾ませた。

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