4年連続9度目出場の神村学園(鹿児島)が、9年ぶり7度目出場の東筑(福岡)との九州対決を制して初戦突破を決めた。
今春センバツで横浜を完封したエース龍頭汰樹投手(3年)は救援での登板となった。先発としてマウンドに上がったのは2年生左腕松永遥斗投手。龍頭は先発が自分じゃないとわかった時は「めっちゃ悔しかった」。だがチームメートから「後半勝負だぞ。しっかり準備しとけ」と言われて切り替えた。
5回1死一、二塁からマウンドへ。三振と右飛でピンチを切り抜けると6回以降も無失点。「松永も頑張って粘り強く投げていたので、その思いを背負ってしっかり0で抑えてもう一回チームに流れをもってこようと」と散発2安打のみでテンポ良く最後まで投げきり勝利に貢献した。小田大介監督(43)も「もうさすがだなという、一言に尽きる」と称賛した。
小・中学時代は投手も、神村学園には内野手として入部した龍頭。だが「ピッチャーは自分の一球で勝敗が分かれるというポジション。そこでどれだけ強い気持ちを持って投げられるかが大事。自分はそういうのが得意なので、ピッチャーをやってみたい」と1年夏に投手への転向を指導者に直訴。1年秋に投手1本となった。昨年夏はレベルの高い投手陣の中で争うも、マウンドには立てず。その悔しさを糧に、最後の夏で見事にエースとして成長を遂げた。
次戦は聖隷クリストファー(静岡)-佐野日大(栃木)の勝者と対戦する。「ピッチャーがいいので『守り勝つ』というのをしっかり意識してやっていきたい」と意気込んだ。

