聖光学院(福島)が投手力で圧倒した。福島成蹊との県北支部予選決勝で先発した小笠原悠吹投手(2年)が、6回1安打無失点。最速141キロの速球に、多彩な変化球を持つエースは「低めに投げることを意識した。チームを勝たせる投球ができた」。7回は右横手投げの大平涼稀投手(1年)が、内角を突く投球で1回を3人で抑えた。8回からは郡司隆聖投手(2年)が登板。速球を高低に投げ分ける持ち味を出し、2回をきっちり締めた。
予選3試合計20回を無失点に抑えた投手陣は、個性派がそろう。決勝で投げた3人のほか、2試合でマウンドに立った斎藤蓮投手(2年)は、打者ごとに攻め方を工夫できる頭脳派。全員が先発、救援で役割を果たせる。斎藤智也監督(63)は「大エースはいないが、秋の段階としてはレベルが高い」とうなずく。
借りを返す準備は、整いつつある。5連覇を目指した夏。「力があり、いい歩みをした」と評するチームが準決勝で敗れた。「秋はなおさら先が見えない戦いが続くけど、失点が計算できるまでになった」と、斎藤監督は県大会への期待を込める。王座奪還へ-。逆襲の秋が始まる。【田口元義】

